ホームレスのおじさんから学ぶ-続けることの簡単さと難しさと、その威力

継続は力なり

筆者は、実は以前にも別のブログを書いていたことがあります。

ブログを始める人の80%以上は3ヶ月以内に辞めるそうです。
僕も御多分にもれずその中の一人に(笑)。

これは、以前のブログで書いた記事ですが、今一度記しておきます。

筆者は以前、その辺にいるホームレスの人たちに一人で話を聞いて回ったことがあります。

日本についてまだまだ知らないことばかり。

なぜホームレスになったのか、どのような生活をしているのか、何を考えて生きているのか、

私たちの周りにいるけど、関心のないことは目に入らないし、”何も知らない”のが私たちです。

その片鱗を少しでも知りたくて話を聞いて回りました。

ビッグイシューという活動

皆さんは、街角で”ある雑誌”を売っているホームレスの方を見かけたことはないでしょうか?東京では割とあちこちで見かけるかも。

社会起業系に興味のある方はご存知かと思いますが、「ビッグイシュー」という雑誌です。

ビッグイシューJAPAN
http://www.bigissue.jp

これはイギリス発祥のストリート新聞。

ホームレスの方に、社会復帰する機会を提供しようというものです。

ホームレスの人が、この雑誌を販売する。たしか350円ぐらいでめちゃ安いので、見かけたらぜひ一度買ってみてください。そのうちの180円が販売者自身の収入になるという仕組み。

なかなか面白い活動です。

で、このビッグイシューの沢山いる売り人の中でおもしろいおじさんがいました。

その方のパフォーマンスはめちゃめちゃ良い。

他の売り人よりもはるかに多くの冊数を売りさばいています。

このビッグイシューという会社の仕組みでは、基本的に販売してOKな場所はあらかじめ決められていて、それを自由にホイホイ変えることはできません。

指定の場所に立ち続けて、売れるまでひたすら立ち続ける。

いわば、完全に「待ちの商売」であると言えます。

このおじさんに聞いてみました。

「それだけのお客さんが買い来るコツってなんなんですか?」

答えは、たった一言でした。

「それはね、毎日立ち続けることですよ」

僕は、この一言に舌を巻きました。

きっかり朝の◯時から夜の◯時まで、暑くても寒くても、雨が降っていても365日立ち続けることがコツらしい。

言うは易し。しかし・・・これが、なかなかできないのです。

他のホームレスの方でもこれを実行できる人はまずいません。

「この仕事は完全に待ちの商売。売れても売れなくても、人通りが少なくても、そこに”いる”ということが重要なんだ。

たとえ、買わなくても毎日そこを人が通る、そして毎日そこに私がいれば、私の存在が認識されるでしょ。

何かのきっかけで買ってみるかとなるかもしれない。あるいは、常連さんがたまたま通った時に休んでたらどうすんのよ。

とにもかくにも、そこに”いる”という状態をつくり出すことが大切。それには、毎日立ち続けることなんだよ。」

抽象論でもなんでもなく、極めて合理的な話でした。

辛苦を舐めてきて、且つ、結果を出している人の言葉は、すごく重い。ホームレスのおじさんから大切なことを学んだのでした。

ホームレスから学ぶ人生哲学

「人間、落ちるのは一瞬、すごい簡単だけど、そこから這い上がるのは、本当に超大変ですよ。」

メチャメチャずっしりと来る言葉でした。

僕はこんな質問を投げてみました。

「なんで、ホームレスの人たちはチャンスがせっかくあるのに(這い上がるための制度はある程度は整っています)掴みきれないですか?その原因はなんだと思いますか?」と。

また、一言。

「そりゃ・・・自分本位だからですよ」

これまた含蓄のある一言でした。

ホームレスになる原因は人によって様々あります。

ひょんな事情から環境が変わっていき、周りとの関係性も断ち、ホームレスへとなっていきます。

「結局そこから脱するには”耐える”ことができないとムリ。この辛抱が皆なかなかできないんですよ。」

人間どうしても努力を続けるのを怠けてしまう。楽な方、楽な方を選んでしまう。

でも、続けるということをすれば必ず、”何かしらの形”に成っていきます。

その努力の継続が、他の人には到底できないようなことであれば、なおさら大きな形を成す可能性は高い。

「継続は力なり」

みんなが知っているけど、みんなができない、超重要なことなんですね。