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WEBサービスリリース初期におけるサイト・アプリ改善の考え方について

こんにちは。石川です。

今日は、起業や新規事業に関するお話です。

「今後WEBサービスでの起業を考えている方」や「WEBサービスをリリースしたばかりの方」に向けた内容です。

サイトやアプリ改善の必要性

WEBサービスで起業をするとなると、実際にサービスを出した後にいろいろと改善をしなければいけない部分が多々出てきます。

webサイトであってもアプリでもあっても同様で、単純にバグが出たりもするし、新しい機能をつけたいだったり、ユーザーから不満が出たのでここを改善したいだとか。

とにかく、たくさん「改善したい」部分が次々と出てきます。

最初から完璧なUIは作れない

最初から、完璧なモノを作るのはまず無理です。

百戦錬磨のプロの起業家やプロのエンジニア・デザイナーであれば、大量の経験から精度の高いモノを最初から作ることも可能かもしれませんが、そうではない場合はまず不可能だと考えていた方がいいです。

「使いやすいUI(UIとはユーザーインターフェース.要はサイトやアプリのこと)を作る」という言葉は、事業計画にもよく出てきます。

「今存在する他のサイトはダサくて、使いにくい。だからウチが使いやすいサイトやアプリを作る。そこが差別化の一つにもなる」といった調子です。

それを現実的に実現するのは、とんでもなく難しいことだと認識しておいた方がいいです。

「使いやすいUIを作る」はめちゃくちゃ抽象度の高い言葉です。

このボタンをどこに置くとか、このボタンの色をどうするだとか、このボタンの遷移先はどこにするだとか。

そういう無数の「具体的な要素」の積み重なりが累積して、「使いやすいUI」に繋がります。

実務レベルで、こういった「抽象」から「具体」へ落とし込んだときに、思っていたことが実現できないということが起業の場合、往々にして出てくるので気をつけておいた方がいいでしょう。

リーンスタートアップやグロースハックの考え方

さて、数年前(ざっくり2015年の前後あたりでしょうか。あくまで石川の主観ですが。)に一気に日本でも広まった「リーンスタートアップ」の考え方があります。

リーンスタートアップとは、「最小限のプロダクトで持って、市場に投入し、実際にユーザーの反応をみながら高速で改善を試みて、スケールさせることを目指す」というものです。

先ほど、サービスリリース後にサイトやアプリは改善する必要があると言いました。

リーンスタートアップの文脈でいうと、ユーザーの反応をみながら「高速で改善する」が正解になります。

つまり、とにかくガンガンと改善しろと。

実際に、アメリカのスタートアップや、日本で成功しているスタートアップの場合も、まあ当てはまっているのではと思います。

経営陣はガムシャラに仕事を進めて、サイトやアプリの改善もものすごいスピードで進めていく感じです。

サービスリリース初期のサイト・アプリ改善の考え方

僕の経験上、これだけを意識していると危険だなとも思っています。

「スタートアップは高速でサイトやアプリの改善すべき」

まあ、確かにそうするに越したことはないです。

ただ実際には、サイトを改善するのには、結構なリソースがかかります。

経営陣にエンジニアがいない場合には、外注することになります。

システム会社にしてもフリーのエンジニアに頼むにしても、だいたい単価は3000円/1時間から5000円/1時間ぐらいの幅になると思います。

時間単価5000円だとして、10時間作業時間のかかる改善をお願いするだけで5万円です。

改善したいことは次々と出てくるので、次々にお願いすればこれがどんどん積み上がって行きます。

リソースが少なく、まだ売上の見込みも見えないスタートアップにとってはかなりでかい金額です。

経営陣にエンジニアがいる場合は、社内で改善を吸収できることになるので金額的には抑えられますが、時間という資源は消費することには変わりありません。

つまり、「まだリソースが少ない起業の場合(経営者一人でやっていたり、潤沢な資金がないなど)」や「まだビジネスモデルが確立していない場合」には、「高速でサイトやアプリを改善する」ことは難しいと考えています。

ポイントを押さえて、サイト改善していく必要があります。

逆に言うと、「資金調達して、使える人やお金がある場合」や、「すでにスケールできるようなビジネスモデルが検証できて確立している場合」には、ガンガンサイト改善を進めて行くべきでしょう。

なぜポイントを押さえて、サイト改善していく必要があるのか

まず一番は、上述したように「リソースが少ないから」です。

サイト改善するよりも、経営戦略とか、営業とか、ほかにやるべきことがあるよねって話です。

事業の肝となるセンターピンは、それぞれのビジネスモデルによって異なるので「どこに一番力を注ぐのか」は、自分の頭で考える必要があります。

これがまず重要です。

そして他にも、いくつか理由があります。

初期フェーズのサイト改善において、「なぜポイントを押さえて、サイト改善していく必要があるのか」の視点です。

①初期は顧客がいない、もしくは少ない。
当然ですが、初期のサービスには通常ユーザがいません。事業の進め方にもよりますが、顧客が極めて少ない時期はだいたいどの事業も経るフェーズです。つまり、初期は「フィードバックの絶対量が少ない」ということになります。

②改善点が山ほどある
作ったばかりのサービスには、直すべき点がたくさんあります。直すべき点がたくさんあるので、「一つ一つの改善にどれほどの効果があったのか、効果測定がしにくい」ということになります。

③初期ユーザーは、一般ユーザーと異なることが多い
サービス初期のユーザーさんは、自分の周りの人であったり、どちらかといえば共感して応援してくれようとする方々です。それは、スキルの面でも一般ユーザーとズレていたり、ある意味客観的ではなかったりします。これは、「初期ユーザーの視点と、一般ユーザーの視点は意見が異なる」ことを意味します。

以上のことから導ける結論は、「初期フェーズにおいて、むやみやたらにサイト改善を繰り返して、右往左往しても仕方がない」ということです。

何を持って改善していていくべきなのかといえば、「データ」だと僕は考えています。

例えば1人の人が「このボタンはこっちの方がいいんじゃない」と言っても、ほかの9人が違うことを思っている可能性があります。

正しさとは、量、つまりデータのことです。

そうなってくると、顧客フィードバックの絶対量が少なく、1つ1つの改善点の効果検証もじづらく、ユーザーの性質も異なる初期段階において、判断軸となるのは言ってしまえば「直観」だけです。

乱暴な言い方かもしれませんが、僕はそう思っています。

つまり、「経験による直観」しか判断軸として頼れない初期フェーズに、むやみやたらに改善を繰り返しても無駄になることも多いということです。

ほぼ使われない機能を改善したり、

別にそんな重要でもない新しい機能をつけたり、

改善したと思ったら、すぐに方向転換してその部分が無駄になったり、

みたいなことがよく起こりがちです。

ゴミは山になるまで残しておいて良い

むしろ、サービス初期のサイト改善において、「問題点・改善点は、残しておいても良い」というのが僕の考えです。

(ただし、これはあくまでリソースが少なく、コストを最小限に抑えながら、成立するビジネスモデルをまだ探っている場合の戦略です。)

初期フェーズで右往左往しても仕方がありません。

リソースだけがどんどん消費され、しかも結果が積み上がらなければ勿体無いです。

正しさ=量ですので、「ここがダメだよね」という意見がちゃんと山になるまで放っておくことを僕は念頭においています。

「ユーザーに迷惑をかけるのは良くない」と思って、つい「次々に対応していかなければいけない!」と思うのも良くわかります。

でも、どっしりと腰を据えて構える戦い方もあって良いと思っています。

いろんな人に迷惑をかけるのはある意味当たり前です。

長期的に、ユーザーにきっちり価値を提供していく。

最終的に良いものをつくることが事業をやるものの使命です。

ですので、リソースの少ない中で、良いビジネスモデルを探っている起業段階においては、「ポイントを絞って、サイト改善する」なのです。

「長期的に、確実に結果が蓄積していくことにつながる改善」

「ユーザーに、クリティカルな影響を与えそうな改善」

手をつけるポイントはこのような部分になります。ただし、これも直観に過ぎないことを忘れてはいけません。

リリース初期段階では、あまり「使いやすいUI を作ること」に躍起にならずに、ビジネス全体を俯瞰した上でどこにポイントを絞ってサイト改善して行くかを決めて行くと良いかと思います。

以上、ビジネスのお話でした。

また次回!

 

 

 

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