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WEBサービスリリース初期におけるサイト・アプリ改善の考え方について

こんにちは。石川です。

今日は、起業や新規事業に関するお話です。

「今後WEBサービスでの起業を考えている方」や「WEBサービスをリリースしたばかりの方」に向けた内容です。

サイトやアプリ改善の必要性

WEBサービスで起業をするとなると、実際にサービスを出した後にいろいろと改善をしなければいけない部分が多々出てきます。

webサイトであってもアプリでもあっても同様で、単純にバグが出たりもするし、新しい機能をつけたいだったり、ユーザーから不満が出たのでここを改善したいだとか。

とにかく、たくさん「改善したい」部分が次々と出てきます。

最初から完璧なUIは作れない

最初から、完璧なモノを作るのはまず無理です。

百戦錬磨のプロの起業家やプロのエンジニア・デザイナーであれば、大量の経験から精度の高いモノを最初から作ることも可能かもしれませんが、そうではない場合はまず不可能だと考えていた方がいいです。

「使いやすいUI(UIとはユーザーインターフェース.要はサイトやアプリのこと)を作る」という言葉は、事業計画にもよく出てきます。

「今存在する他のサイトはダサくて、使いにくい。だからウチが使いやすいサイトやアプリを作る。そこが差別化の一つにもなる」といった調子です。

それを現実的に実現するのは、とんでもなく難しいことだと認識しておいた方がいいです。

「使いやすいUIを作る」はめちゃくちゃ抽象度の高い言葉です。

このボタンをどこに置くとか、このボタンの色をどうするだとか、このボタンの遷移先はどこにするだとか。

そういう無数の「具体的な要素」の積み重なりが累積して、「使いやすいUI」に繋がります。

実務レベルで、こういった「抽象」から「具体」へ落とし込んだときに、思っていたことが実現できないということが起業の場合、往々にして出てくるので気をつけておいた方がいいでしょう。

リーンスタートアップやグロースハックの考え方

さて、数年前(ざっくり2015年の前後あたりでしょうか。あくまで石川の主観ですが。)に一気に日本でも広まった「リーンスタートアップ」の考え方があります。

リーンスタートアップとは、「最小限のプロダクトで持って、市場に投入し、実際にユーザーの反応をみながら高速で改善を試みて、スケールさせることを目指す」というものです。

先ほど、サービスリリース後にサイトやアプリは改善する必要があると言いました。

リーンスタートアップの文脈でいうと、ユーザーの反応をみながら「高速で改善する」が正解になります。

つまり、とにかくガンガンと改善しろと。

実際に、アメリカのスタートアップや、日本で成功しているスタートアップの場合も、まあ当てはまっているのではと思います。

経営陣はガムシャラに仕事を進めて、サイトやアプリの改善もものすごいスピードで進めていく感じです。

サービスリリース初期のサイト・アプリ改善の考え方

僕の経験上、これだけを意識していると危険だなとも思っています。

「スタートアップは高速でサイトやアプリの改善すべき」

まあ、確かにそうするに越したことはないです。

ただ実際には、サイトを改善するのには、結構なリソースがかかります。

経営陣にエンジニアがいない場合には、外注することになります。

システム会社にしてもフリーのエンジニアに頼むにしても、だいたい単価は3000円/1時間から5000円/1時間ぐらいの幅になると思います。

時間単価5000円だとして、10時間作業時間のかかる改善をお願いするだけで5万円です。

改善したいことは次々と出てくるので、次々にお願いすればこれがどんどん積み上がって行きます。

リソースが少なく、まだ売上の見込みも見えないスタートアップにとってはかなりでかい金額です。

経営陣にエンジニアがいる場合は、社内で改善を吸収できることになるので金額的には抑えられますが、時間という資源は消費することには変わりありません。

つまり、「まだリソースが少ない起業の場合(経営者一人でやっていたり、潤沢な資金がないなど)」や「まだビジネスモデルが確立していない場合」には、「高速でサイトやアプリを改善する」ことは難しいと考えています。

ポイントを押さえて、サイト改善していく必要があります。

逆に言うと、「資金調達して、使える人やお金がある場合」や、「すでにスケールできるようなビジネスモデルが検証できて確立している場合」には、ガンガンサイト改善を進めて行くべきでしょう。

なぜポイントを押さえて、サイト改善していく必要があるのか

まず一番は、上述したように「リソースが少ないから」です。

サイト改善するよりも、経営戦略とか、営業とか、ほかにやるべきことがあるよねって話です。

事業の肝となるセンターピンは、それぞれのビジネスモデルによって異なるので「どこに一番力を注ぐのか」は、自分の頭で考える必要があります。

これがまず重要です。

そして他にも、いくつか理由があります。

初期フェーズのサイト改善において、「なぜポイントを押さえて、サイト改善していく必要があるのか」の視点です。

①初期は顧客がいない、もしくは少ない。
当然ですが、初期のサービスには通常ユーザがいません。事業の進め方にもよりますが、顧客が極めて少ない時期はだいたいどの事業も経るフェーズです。つまり、初期は「フィードバックの絶対量が少ない」ということになります。

②改善点が山ほどある
作ったばかりのサービスには、直すべき点がたくさんあります。直すべき点がたくさんあるので、「一つ一つの改善にどれほどの効果があったのか、効果測定がしにくい」ということになります。

③初期ユーザーは、一般ユーザーと異なることが多い
サービス初期のユーザーさんは、自分の周りの人であったり、どちらかといえば共感して応援してくれようとする方々です。それは、スキルの面でも一般ユーザーとズレていたり、ある意味客観的ではなかったりします。これは、「初期ユーザーの視点と、一般ユーザーの視点は意見が異なる」ことを意味します。

以上のことから導ける結論は、「初期フェーズにおいて、むやみやたらにサイト改善を繰り返して、右往左往しても仕方がない」ということです。

何を持って改善していていくべきなのかといえば、「データ」だと僕は考えています。

例えば1人の人が「このボタンはこっちの方がいいんじゃない」と言っても、ほかの9人が違うことを思っている可能性があります。

正しさとは、量、つまりデータのことです。

そうなってくると、顧客フィードバックの絶対量が少なく、1つ1つの改善点の効果検証もじづらく、ユーザーの性質も異なる初期段階において、判断軸となるのは言ってしまえば「直観」だけです。

乱暴な言い方かもしれませんが、僕はそう思っています。

つまり、「経験による直観」しか判断軸として頼れない初期フェーズに、むやみやたらに改善を繰り返しても無駄になることも多いということです。

ほぼ使われない機能を改善したり、

別にそんな重要でもない新しい機能をつけたり、

改善したと思ったら、すぐに方向転換してその部分が無駄になったり、

みたいなことがよく起こりがちです。

ゴミは山になるまで残しておいて良い

むしろ、サービス初期のサイト改善において、「問題点・改善点は、残しておいても良い」というのが僕の考えです。

(ただし、これはあくまでリソースが少なく、コストを最小限に抑えながら、成立するビジネスモデルをまだ探っている場合の戦略です。)

初期フェーズで右往左往しても仕方がありません。

リソースだけがどんどん消費され、しかも結果が積み上がらなければ勿体無いです。

正しさ=量ですので、「ここがダメだよね」という意見がちゃんと山になるまで放っておくことを僕は念頭においています。

「ユーザーに迷惑をかけるのは良くない」と思って、つい「次々に対応していかなければいけない!」と思うのも良くわかります。

でも、どっしりと腰を据えて構える戦い方もあって良いと思っています。

いろんな人に迷惑をかけるのはある意味当たり前です。

長期的に、ユーザーにきっちり価値を提供していく。

最終的に良いものをつくることが事業をやるものの使命です。

ですので、リソースの少ない中で、良いビジネスモデルを探っている起業段階においては、「ポイントを絞って、サイト改善する」なのです。

「長期的に、確実に結果が蓄積していくことにつながる改善」

「ユーザーに、クリティカルな影響を与えそうな改善」

手をつけるポイントはこのような部分になります。ただし、これも直観に過ぎないことを忘れてはいけません。

リリース初期段階では、あまり「使いやすいUI を作ること」に躍起にならずに、ビジネス全体を俯瞰した上でどこにポイントを絞ってサイト改善して行くかを決めて行くと良いかと思います。

以上、ビジネスのお話でした。

また次回!

 

 

 

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ユーザーインタビューはストーリーで話を聞く

こんにちは。石川です。

前に「今年は毎日投稿するよ」とか軽いノリで言ってましたが、ブログ書いてるより仕事したくなってきたので早々に方向転換しました( ;∀;)ごめんなさい。

ただ、書くことは好きですし、誰か一人二人でも役に立つことがあればいいなーと思って書き続けていきます。今後は毎週日曜日に投稿しますね。

やっぱ続けることってシンプルなことですけど難しいですよね。ほとんどの人は続けることができなくて辞めるので、続けるだけで希少性が上がってレアな存在になっていけますね。さあ頑張りましょう!笑

さて、
最近、社会論の話とか自己啓発っぽい投稿が増えてた気もしますが、ゴリゴリのビジネスの話も増やしていきたいと思います。

今僕自身、子育てしながらではありますが、新しい事業に挑戦していくところですので今後リアルな情報をお届けしていければと思っています。

今日は、ユーザーインタビューのお話です。

主にtoC向け(企業向けじゃなくて一般顧客向けのサービスのこと)サービスの話と思って聞いてください。

起業や新規事業において、とても大切になってくるのは「お客さんについて学び続ける」ことです。

ただ、闇雲に自分が作りたいものを作る、自分が良いと思っているものを作るだけでは、ビジネスとしては博打になると僕は考えています。

ビジネスは、買ってもらえなければ売上が立たないわけですから、やはりお客さんの方を向いて、お客さんの欲しがるものを作っていく必要があるわけです。

ビジネスと職人は違います。

お客さんの欲しがるものを作る。

これはシンプルなように聞こえますが、実際に自分で新しい事業をやった経験がある人ならば、どれだけ難しいことかよくわかると思います。これは、本当に奥深くて難しい。

ですので、起業家やとにかく「お客さん」について学んでいって、お客さんのことをなんでも知れるように努力しなければいけません。

そこで、大事になってくる方法の一つは、
ユーザーインタビューだと思います。

まだビジネスアイデアを構想している段階からユーザーインタビューは始めた方が良いです。サービスを作っている段階、検証する段階、広めていく段階、どの段階においてもユーザーインタビューは継続してやっていくべきだと僕は考えています。

“ストーリー”で話を聞こう

ただユーザーインタビューをすれば役にたつかと言えば全くそうではありません。

これも経験している人も多いかもしれませんが、「インタビューしたものの聞きたいことが聞けなかった」はよくあることです。

沢山ポイントをあげてもどうせ忘れると思うので、一つだけポイントあげます。

それは、「話はストーリーで聞け」です。

説明します。

まず、大前提としてお客さんは何も知りません。

自分が何が欲しいかなんてわかっていないし、問題を問題とも思っていないことも多いです。

なんかここサラッと言ってますが、「問題を問題とも思っていない」はめちゃめちゃ深いのでちょい説明します。

例えば、
僕たちが江戸時代にタイムスリップしたとして、
「携帯電話(持ち運びができて、遠くの人といつでも話ができるもの)があったとしたら、使いますか?」
なーんて質問をしたとして。

聞かれた江戸っ子は、ぶっちゃけ「よくわからん」としか思いません(声に出すかどうかは別として)。
まあ、インタビューなので雰囲気に乗っかって「使う/使わない」とどちらか答えてくれるかもしれませんが、そのアンサーはかなり確証の低いハテナ付きの答えです。本当に使うか、本当に使わないかなんて、そのものが実際にここにないとわからないのです。

要するに、今ここにないものは想像できません。
それが人間です。

だから、まずここから一つ言えるのは未来のことを聞く質問はほぼ意味がないと思ってください。

「〜があったら使いますか、良いと思いますか」
とビジネスマンがよく聞きそうな質問ですが、それだけではほぼ無意味です。

では、じゃあ江戸っ子たちは、
「もし江戸時代に携帯電話があったら使うのか?」
を考えるとするならば、答えは「100%使う」です。

遠くの人とコミュケーションしたいという欲求(ニーズ)は普遍的なものであり、時代や場所が違っても共通しているのでこれは答えがわかります。
実際、現代で考えても、まだまだ発展途上のアフリカとかで、めっちゃ原始的な生活だけど、携帯をぴこぴこしてる人たちもいますからね。そりゃ便利だから、あったら使うんです。

でも、だからと言って江戸っ子たちが
「遠くの人とコミュニケーションが円滑に取れないことが問題である」
とは思っていないわけです。自覚していない。
今の生活が彼らにとっては当たり前であるわけで、未来のこと(今ここにないこと)なんて想像できないからわからない。なので、基本的に不満はないわけです。

「問題を問題と思っていない」というのは、そういうことです。なんとなく伝わったかな?

だから、ここからまた言えるのは
いきなりダイレクトに
「〇〇について、不満や問題がありますか?」
と聞いたところで、インタビューされてる人からしたら「別にねーよ」って話になります。これも、ビジネスマンがやりがちですが、勿体無いですね。

じゃあ、どうするのか。

結論として、
ポイントは「ストーリーで聞くこと」です。

具体的には、その聞きたい事柄を、「今やっている行動ベースで一連の流れで聞いていく」わけです。

例えばですが、
何かカウンセリング系の事業を構想しているとして、カウンセリングを利用してる方に対して、

「カウンセリングを利用したことはありますか?」

「はい」

「では、カウンセリングを利用した時の出来事を一連の流れで教えてください。例えば、いつ、どんな時に、誰といるときに、カウンセリングを使おうかなと考えて、その後どのようにカウンセリぐを探して、どのタイミングで申し込んで何でお金を払って、初めて受けた時にどうだったか、受けた後の行動など、とにかくストーリーを再現するように一つ一つ細かく描写していただけますか?」

みたいな感じで聞きます。

つまり、お客さんは自分で問題を問題とわかっていないことが多いので、あくまで「現在の行動ベース」でこまかーく聞いていくわけです。

つらつらと自分の過去の行動・生活を言葉で描写してもらいながら、できればその時その時の感情や思考なども引き出しながら聞いていきます。

すると、ユーザーがどのような行動をとっているのか、どんなことを感じているのか、そして、どこに問題を感じているのか、なんてことがポロポロと浮き彫りになってくることがあります。インサイトと呼ばれるやつですね。発見です。

ちなみに、一連の流れを全部聞いた後で

「ではその今話してもらった一連の行動の中で、何か問題だなと思っていることや、不満に思っていることはありますか?」という質問も一応します。一連の行動を自分で回想した後なので、自分で話してくれることもありますので参考にはなります。

これはまさに、百聞は一見にしかずなので機会があったらぜひやってみてください。

これまで僕がコンサルをやったクライアントさんに同席してもらって何度か一緒にインタビューをやりましたが、初めての方は例外なく「これは有益ですね」と言ってくださいました。

起業や新規事業を考えておられる方はぜひトライしてみてください。そうして、お客さんについて学び続けていく姿勢が成功に繋がっていきます。

 

 

 

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起業と企業で働く人の違いとは?

こんにちは、石川です。

昨日は久しぶりに山形市街地に行ったのですが、ふと高校時代の記憶がよみがえってきました。生まれ育った場所というのはなんだかんだで愛着のある土地なんだな〜としみじみです。上京した人間でも回帰するってことですね。

さて、今日はビジネスの話です。

どちらかと言えば、「これから起業を考えてるひと」向けのお話です。

ぼくは、起業と大企業の業務をどちらも経験しました。

それでそれで、みなさんご想像の通り、企業で働く人と起業家は全然業務の様子が違うな〜と感じました。

起業家というのは、千手観音にならなければいけません。

起業家の業務は、単一ではなく、常に流動的です。

人が基本足りないのがベンチャーなので、発生する業務は基本経営メンバーで吸収します。

もちろん、専門性を要する業務、自分たちで能力が大幅に足りない業務、事業を成長させる上でスピードや質が求められる業務などは、費用に見合うだけの効果が見込めれば積極的に外部へアウトソースします。

それでも、やらなきゃいけないことは沢山残ります。

僕の経験を振り返ってみても、事業計画の作成や、登記などの手続き系から始まって、ウェブサイトのラフ作成、リスティング広告の運用、広告用クリエイティブの作成、SEOの向上、採用活動、社内の育成と調整、お客様の対応、飛び込み営業、社内のトラブル対応、競合先の調査、収支計画の作成、ウェブサイトのアクセス解析、戦略策定、経理処理などなど。

すべて初めてやった業務でしたが、それなりにはできるようになったと自負しております(ホンマか笑)

とにかくベンチャーは、事業のフェーズによって次から次へ必要な業務が発生してきます。

一度経験してしまえば、業界業種によってある程度のパターンはあるので予測できるかもですが、初めて起業する人にとってはどんな業務が待っているのか予測することもなかなか難しいと思います。

千手観音になって、とにかくなんでもやらなきゃいけない。それが起業家です。

知らない、やったことない。当たり前ですが、そんなことは言ってられません。

自分で考えて、自分で学んで、自分で実践して、自分で改善していかなければいけません。社内には教えてくれる人はいないわけなので。

なので、ベンチャーで重要なスキルというのは、実は「学習能力」そのものだったりします。なぜなら、業務が流動的であり、次々と出てくる業務に柔軟に対応していく必要があるからです。学習能力が高ければ、まあなんでもやっていけるからです。

企業は、この逆と捉えてもらったら大体その通りのイメージだと思います。

そもそも企業というのは、分業化が進んだ先に生まれた仕組みです。

人間社会そのものを見てもそうですよね。

もともとの原始的な時代では、まず家族、親族単位で行動していて、そこから時間軸がずれにつれて、村ができて街ができて、都市ができていくわけです。

みんながみんなの家族単位でそれぞれの家族が、道具を作って、狩りにでかけたりするよりも、村社会全体単位で、道具を作るのが得意な人が道具をつくって、狩りをするのが得意な人が狩りにでかける方が生活は豊かになります。

「道具」と「狩りで得た獲物」を交換すればお互いに、よりハッピーになりますよね。人は、今も昔も向き不向きがあります。大昔だって、手先の器用な人間と、スポーツ万能な人間がいたはずです。道具作りに専念すれば、それだけ時間の蓄積も増えるので技能レベルもあがります。新しい道具だって発明されるかもしれません。狩りに専念すれば、狩りの習熟レベルはぐんぐん伸びます。新しい手法や新しい獲物も開拓できたかもしれません。

誰か超絶賢いエライ村長さん一人が、「よし明日から分業しようぜ!」ってひと振りしたわけではなくて、そもそも世の中はそういう仕組みの上にあるので「それぞれの人間が、それぞれよりよい生活を求めたら自然とそうなる」って話です。

つまりは、これが分業です。社会は、自然と分業化していくんです。仕組みとしてそうなっていて、分業のプロセスを経て発展していきます。そして、1700年ぐらいから始まった産業革命以降にこの分業化は、トンデモない勢いで一気に進みました。

企業ではある程度大きくなっていくと分業化を進める方が合理的です。つまり、「あなたはこれだけやって」、「あなたはこっちをお願いね」、「あなたはこっちね」ってゆう話です。

仮にも、みんながみんな好き勝手に動いて、分業せずに個々が横断的に様々な業務に手をだしたら会社全体としての出力は下がります。個々の責任感や充実感は増すのかもしれませんがね。数十人規模ならまだ可能なのかもしれませんが、それ以上大きくなったら無理な話です。

そんな社会の仕組みや、企業の様子を背景においておくとよく分かると思いますが、企業の中では、業務は「単一的」になっていくし、「固定化」していきます。色々手を出すより、一つのことに集中して時間を注ぎ込む方が効率的ですからね。自然とそうなります。むしろ、それが健全といっても良いかもしれません。だから、起業家が千手観音ならば、企業人は大仏ですね。「二本の手で十分だからちゃんと専門化して、その分野だけで良いからちゃんと高い成果だしてね」って話っす。

転職する人の多くが「大きな歯車の一部になるのが嫌だ」と言う人が多いですが、それもそのはず、当然です。大企業からしたら社員は一つのパーツに違いないわけですし、もっと言えば社会からしたら、職業ということ自体が一つのパーツなわけですからね。そうやって社会はできてる。逆に、分業しなかったら全体として豊かな生活はできなくなります。巡り巡って、自分にも返ってきます。

ね、起業家と企業人ってだいぶ違いますよね。

ここから何が言えるかというと、だから

「起業で成功したいから、一度企業の中で修行する」という人がよくいますが、ぼくはナンセンスな選択かなと思います。

だって、全く違うもん。「起業がしたい」のであれば、さっさと起業した方が良いと思います。失敗するにしても、はやく起業の失敗をするべきです。

もちろん企業の中で長年修行したとして、得たズバ抜けた一流のスキルは武器にはなるでしょう。営業とかITとか。でも、さきほど言った通り起業の中で必要な力は流動的であり横断的なので、企業の中でそれらを全部養っていくのは厳しいと思います。

だから、結論としては、

「これから起業を考えている若い人は、どうやったら最短で起業できるかを考えた方が良い」し、「いま企業の中で働いていて起業したいなと思ってる人は、いますぐにでも辞表を出して起業したら良い(できなければ週末起業とかしたら良い)」です。

理由は、起業と企業の中で働くことは全然違うから。はい、以上!

ただし、例外があって、①「どうしても思い入れの強い業界があって、その業界で起業しようと思ってる」場合と、②「事業をやる上で相当キーポイントとなるスキルがある」場合です。

まず①ですが、「業界知識」というのは起業の成否に関わってくる無数の要素の中でもめっちゃ重要な一つです。業界の中でドップリ浸かって、誰も知らないような業務特有の知識を知ってれば、それだけでイケイケのビジネスモデルができる可能性があります。間違いなく強みになります。逆に、業界に関してあまりに無知だと、起業した後に「業界知識」を学習していくはめになるので、特有の業界構造のワナにハマってしまうリスクもあります。「うわ〜、知らなかったマジか!このビジネス上手くいかないじゃん!初めから知っておけば…」と残念な感じになることも。なので、業界を決め打ちしてる場合は、まず企業に入って働けば深く業界を知れるので、戦略としては極めて有効かと思います。スキルも身につくし。

そして、②の「事業をやる上で相当キーポイントとなるスキルがある」場合では、例えばですけど、ブロックチェーン関連で起業したいなどのケースです。この場合は、その知識とスキルそのものが、他社との優位性、事業の成否に大きく関わってきますので、まずその分野で一流になるのは必要です。「学ぶ」という意味では、分業制の権化とも言える企業の中にはたくさんの知恵が詰まってますし、教えてくれる人もいる、しかも給料も貰えるわけですから、使わない手はないでしょう。特定のことを学ぶ環境としては、最高なんですね。

さて、なんとなくイメージは掴んでいただけたでしょうか?

今日は起業人と企業人という観点でのおはなしでした。少しでも参考になれば嬉しいです。ではまた明日!今日も一日頑張っていきましよう!

起業の一歩目で躊躇しないこと

こんにちは!そろそろタガログ語の勉強を再開しようかと思っている石川です。
タガログ語というのはフィリピン語のことです。フィリピンでの公用語は、英語とフィリピン語。つまり、ほとんどのフィリピン人が英語を喋れます。フィリピン国内ですら英語でイケちゃうので、世界で一番使えない言語と位置付けています。そんなタガログ語を勉強しようとしてます笑

さて、今日の内容は「起業の最初の一歩で躊躇す流のはもったいないよね」という話です。

起業する場合は、まず会社を作る必要があると思います。

年間で起業する件数は5万件ほどあるそうで、最近右肩上がりのイメージです。中学生でも起業する人が出てきているくらいなので、その影響はじわじわと広がって起業が「一つの選択肢」としてもっとメジャーになっていくだろうなと思っています。

僕が最初に起業に興味を持ったのは大学生の時でした。ですが、実際に起業に挑戦できたのはそれから4年くらい後です。色々と回り道をしていたので、それはそれで無駄にはなりませんでしたが、ちょっと後悔もしています。
起業で成功したいのならば、なんでも良いのでさっさと起業して実戦で経験を積み上げて行くことが一番早いと思っています。

ともかく、今日言いたいことは「みんな走り始めが遅いよね」という話です。僕もそうだったので、昔の自分にげきを飛ばしてやりたいです。

例えばですが、まず最初に頭に浮かぶこととして「どうやって会社作ったらいいんだ」という問題があると思います。

大学生の時なんて、ビジネス経験もなくて右も左もわからない状態がほとんどだと思います。それで「起業したいけど何をしたらいいかわからない」状態に陥る人は多いのかと。

実際に起業を経験した今だから言えることですが、一つ一つ調べて、進めていけば着実にコトは進んでいきます。わからなかったことが、必ずわかるようになっていきます。成功させるのは簡単ではないですが、始めるだけなら簡単です。

「あれ、どうしたらいいんだろう」で止まっているから何も進まないわけです。僕も何かとつけて、すぐに調べる、考える、やってみるという習慣がなかったので随分と時間がかかってしまいました。そうなると現状維持の日々が続いてしまいます。

やったことのない人にとって、何事も未知のことはハードルが高く感じがちです。まるで霧の中に迷い込んで何も見えないような感覚です。

しかし、実際は超簡単で、たとえば会社の作り方であればグーグルで「会社 作り方」などと調べたら、今の時代はいくらでも情報が出てきます。ただ、それをすぐやるか、そのまま放っておくかがその後大きな分かれ目となります。

法人登記は、もうかなり簡単になっています。
自分でやることも可能です。「freee」さんのサイトを使ったりすれば、ただ質問に答えて行くだけで提出用の登記書類が出来上がります。後は手順通りに手続きを進めるだけです。トータルで20万ぐらい用意すれば会社は作れます。

士業にお願いする場合は、法人登記をやってくれる所はたくさんあるので行政書士や税理士さんにメールすれば済む話です。ただそれだけです。

今回言いたいことは、
「みんな最初の一歩がわからなくて躊躇しがちだけど、始めてしまえば案外楽勝だよ」です。

やりたいこと、なりたいものがみんなあるかと思いますが、一歩一歩進めれば確実に進めます。一緒に叶えていきましょう(^ ^)

また明日!

起業を考えるならビジネスモデルの軸をズラそう

こんにちは!

月額制のジムで、全く行かなかった月はお金を返金してくれるジムが現れたら良いのにと思ってる石川です。ジム側にとっては、メリットよりもデメリットの方が多分でかい気がするので難しいと思いますが、そこはなんとか男気でお願いします。

さて今日は、こてこてのビジネスネタです。

僕は、ベンチャーにいた時に占い市場で事業立ち上げを経験したことがあります。結果から言うと、その事業自体は失敗に終わり1年ほどで撤退しました。(「なんで占いやねん!」というツッコミはおいておきます。自然の流れでそうなりました笑)

沢山の方にお世話になったのに、恩を返せず申し訳なかった痛い経験です。資金もいくらか失いました。

まあ、失敗した原因はたくさんあります。

起業というのは、ひとえに「これとこれとこれをきちんとやれば上手くいく」というような単純なものではないと僕は思ってます。料理のように、お肉と人参とじゃがいもをいれて、醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖を少し入れて…みたいなレシピ通りにやれば再現性の高いものが作れるわけではないです。

ビジネスは、あくまで「関数」であり、その要素は無限にあります。いろんな要素が絡み合って、結果に影響してくるので、再現性の高い確実な起業レシピは存在しないと思ってます。大きくすることを目指す事業を始める場合は、特に難しいです。読めないことも多いです。

今回失敗した原因はなにか!?

その中でも、一番の原因を強いてあげるならば「ビジネスモデルの軸をずらさなかったこと」だと考えています。説明します。

ビジネスというのは、突き詰めて言うと「ビジネルモデル×人×金」の数式で成り立ちます。当たり前と思われるかもですが、この公式がめちゃくちゃ重要です。さっき言ったように色々な要素が関わってくるので、かなりシンプルに簡素化して言えば、という話です。

そして、これは足し算では無くて掛け算です。容易に想像できると思いますが、スタートアップというのは基本的には人も金をかなり少ないわけです。これは、実際に事業をやってみるとよ〜くわかると思います。資源が少ない、資源を獲得してくる方法もよくわからない、という状況はかなり無理ゲーです。とにかくしんどいっす。

で、僕たちが占い市場で挑戦したのは「電話占い」というビジネスモデルでした。電話で占い師とお客さんをつなぐビジネスモデルです。占い市場は、めちゃくちゃ市場規模はでかいです。電話占いをやっている会社も既にたくさんあって、お客さんもたくさんいるという状態でした。

我々はwebの知識がある程度あったので、どこか古臭いこの占い業界でなら勝てるんじゃないかと思ってました。まずは、電話占いで始めてトントンになってきたら差別化したらええやんと思ってました。

しかし、結果はなかなか採算が合わない。市場はでかいんだけど競合がいすぎて、供給側(つまり占い師のこと)を集めるのも大変、広告を打ってもなかなかお客さんが来てくれない。同じようなサイトがありすぎてなかなか上に上がってこないという状況でした。まさに、体力勝負。

ある程度は思っていたものの、完全に想定以上の無理ゲーさでした。(ただし、「ある程度の小ささで良いや」というそもそもの目的が違う場合や、覚悟を持って10年くらいの長期戦でいく場合は別だよ)

ここで、さっきの数式を考えるとふっと腑に落ちます。「ビジネルモデル×人×金」です。

要するに、まったく同じ「ビジネスモデル」で投入しても、「人」と「金」が圧倒的に少ないので結果は散々になるわけです。

だから、僕たちが最初からやらなきゃいけなかったのは、「ビジネルモデル」の軸を完全にズラすことでした。「ズラす」というのは、他社より安くするとか、他社より質を良くする、とかそういうことではありません。それでは同じ「ビジネルモデル」の範疇です。同じビジネスモデルでは所詮、人と金の力には敵いません。

例えば、いま電話占いが有料なのを完全に無料で提供するとか、月額のサブスクリプション型にするとか、はたまた、今占い師が人でやっているのを音声データを取って完全にAIに喋らせるとか。中身はともかく、ビジネルモデルの軸を大きくずらすことです。そうすれば、戦う土俵が変わってくるので、まだ人や金が少なくとも戦える可能性がグンと上がります。

「どうやって軸をずらせるか」を考えなきゃいけなかったわけです。僕らは気づくのが遅すぎました…。

レッドオーシャンで挑もうとしている、既存プレイヤーがいる市場で挑もうとしているベンチャーの場合は、改めて考えてみると良いかと思います。

以上、起業や新規事業を考える場合は、ビジネスモデルの軸をずらそうねという話でした。

ありがとうございました!また明日投稿します。

 

こんなビジネスモデルどう?無料モニターのマッチングサイト

こんにちは。変化のない毎日は好きじゃない石川です。
子供がもう生まれそうな状況になったと思ったら、今度は落ち着いてきたりして、毎日落ち着かない日々です。まあ、自然の流れには逆らえないですね。
妊娠してる方以外は関係のない情報ですが、妊娠37週〜41週ぐらいを正産期と言うらしいですね。うちは37週まで持たなそうなので、早産になりそうです。

さて、昨日はビジネスの作り方の話をしたので、今日は、こんなビジネスいけんじゃね?という一例を紹介します。言っておきますが、だいぶテキトーです。
昨日の記事を読んでない方は、まずそっちを読んでね。

僕は、マッチングサイトの運営をしてた時期がありました。toC向け(toCは一般のお客さん向けってこと。逆はtoB。対企業のこと)のサービスです。

toC向けのサービスは、とにかく最初の営業が大変です。どうやってサービスを広めていくのか、です。

もともとの資産(使えるお金、実績、人脈など)が少ない場合はめっちゃ大変です。僕もそうです。

で、最初のスタートの時期に無料でまず使ってもらうやり方は一つの施策としてあります。いわゆる無料モニターですね。サービスが一回きりではなく、継続して使ってもらえる性質のあるサービスでは有効かと思います。

それで、僕もこの無料モニターの施策をやったことがあるのですが、モニターを集めるのがめっちゃ大変でした。というか、ない。きつい。

まずは、身内や自分の周りで集めるというのが鉄則です。一般的にみんなに使ってもらえるようなサービス性質であれば簡単だと思いますが、人を選ぶようなサービスの場合は集めるのが、なおさら大変です。

身内や自分の周りでいなくなったら、その後は他人で集めなきゃいけないわけです。モニターを募集できるサイトはあるのですが、これがすげー高いんです。掲載するのに数千円とか1万円とかするわけです。払ってられるか!って僕は叫びました。

それでも、有料でこういうモニターサイトを使っている企業はたくさんあります。なぜ高額でも使えるかというと、それだけ払っても、お金が戻ってくるからです。

toC向けサービスの場合は、LTVという概念を大事にします。LTVとは、ロングタイムバリューつまり、お客さんが長期で使うお金のことです。

仮に無料モニターを一人集めるのに1万円かかったとしても、その人が、1回3000円の商品を4回以上買ってもらえるのであればそれはペイするわけです。LTVは1万円を超えますからね。
逆に無料モニターを集めるのに1万円かけても、その人のLTVが一万円以下ならば赤字です。一回しか使ってもらえない商品特性ならば、モニターを集めれば集めるほど赤字になっていきます。
そういう考え方をします。

すいません、話がずれたので元に戻します。

とにかく、僕はモニターを集めるのに困ったわけです。新しく始めたサービスだったのでどれくらいのLTVが見込めるのか定かじゃなかったし、そんなにかけられる現金もなかった。

この無料モニター集めに困っているというニーズは結構あると思います。例えば、一番身近な例でいくと美容師の卵さんです。専門学校を出ると大体の人がアシスタントとして2年ぐらい修行します。その期間に練習をしなきゃいけないわけですが、カットモデルを探すのがまあ大変なわけです。お金もないし。休みも少ないのに、その貴重な休日でわざわざビラ配りしてカットモデル(練習台)を探しているアシスタントさんもいます。

一方で、「無料ならば」使いたい、という人は世の中に結構多いと思います。「無料」にはとてもとても大きな魔力があって、タダは人を惹きつけます。サービス運営してた者としては、これは肌感覚としてあります。

ということで、こちら。
①Who is customer?
→モニターを集めたいベンチャーや個人事業主
②What is problem?
→お金をかけずに(自分の周囲じゃなくて他人の)モニターを集めるのがむずい
③solution
無料モニターを募集できるマッチングサイト

マッチングサイトということで、二者いるので…
①Who is customer?
→節約思考のある人。20代30代の男女。低所得者、主婦、高校生など。(ここは全然絞れてないから検証が必要だね)
②What is hope?
→いつも使っているサービスがタダで手に入るのならば、タダが良い。
③solution
無料モニターを利用できるマッチングサイト

みたいな感じですね。
無料モニターのマッチングサイトです。

まあ、似たようなサイトはあるのですが、一人勝ちしてるとこはないと思うので、いけるんじゃないでしょうか?笑

もちろんしつこく検証してみる必要はありますが、可能性はあると思います。
大事なのは、無料だけを扱って広く集めるという点です。
募集する方も、利用する方も、です。

モニター募集するのにお金がかかったり、
利用する側も、有料になったり手間がかかったりした瞬間に、上の3つのクエスチョンは崩れてビジネスモデルが崩れます。だから、必ず無料です。

オンラインでいけるものは、全国で。無料のお試し食品とか、チャット占いとか。
リアルのものは自分の住んでいる地域から探せるように。無料カットや、無料マッサージや、無料ネイルや、遊園地の無料券など。そんなのが色々並んでいたら、まあ使ってみようかなとは思うんじゃないかと。全部無料なんで。

マネタイズはまずは広告モデルかもしれませんね。

そして、僕だったら、まずは占いコンテンツを増やして始めます。
マッチングサイトはまずは人を増やしていくことが重要です。
引きの強いコンテンツとそうでないコンテンツというのがあります。やってみないとわからない部分は多いですが、いろんなカテゴリーを用意するにしても大体80対20の法則が働きます。偏りが出ます。

無料占いというのはめちゃくちゃ引きが強いので、まずは占い会社に営業して無料モニターを出品してもらって、そこから攻めていくやり方にします。

ってなことで、気になる人がいたらぜひやってみてください笑。誰もやらないのであれば、超暇になったら作ってみるかもです笑。

それでは、また明日〜。

ビジネスモデルの基本的な構築方法

こんにちは。外国人の妻が切迫早産で長期入院してるので毎日付き添ってます石川です。
いつも18時ぐらいに記事を投稿してるのですが、今日はゲームをしすぎて猛烈に遅くなりましたw。すいません。

20年ぶりぐらいにポケモン(DSのやつ)を買ってみたのですが、知らないポケモンばっかりでコイキングが出て来た時はなぜか涙が出そうになりました。早くギャラドスに進化させたいです。コイキングがギャラドスに進化する異常な興奮は大人になっても健在です。

さて、今日はビジネスのまた基本的なお話です。

今の時代、起業を考えておられる方は、そこそこ多くいると思います。この前は中学生で起業したという人がいることを知って、マジかよと思いました。そういった「新しい動き」は周りにも確実にじんわりと影響を及ぼしていくので、環境がじわじわと変わっていくでしょうね。空気が変わっていくのは楽しみですね。

さて、新しいビジネスを考えるときに、僕がいつも頭に置いていることがあるので、それを紹介します。とても基本的なことですが、めちゃくちゃ深くてめちゃくちゃ重要なことです。

ジャベリンボードというフレームワークを聞いたことはありますでしょうか?

日本ではほとんど出回っていないので多分聞いたこともない人が多いと思います。大体のフレームワークはアメリカで生まれて、遅れてから日本に入って来ます。ジャベリンボードもアメリカで生まれたフレームワークです。割と古いやつですね。

ジャベリンボードとは、ビジネスモデルを検証するための一つのツールです。

今回は、それ自体を紹介したいわけではないので、気になった人は自分で調べてみてください。
実際にやってみるとくそおもろいので。人生ゲームみたいです(あ、全然違うけどね。ハラハラドキドキって意味で。)

それでそれで、ジャベリンボードの中で基本となっている考え方があって、その部分が決定的に重要だと僕は考えています。

その考え方とはこいつです。

ビジネスモデルとは、超簡単にいうと…

①Who is customer?
(お客さんは誰?)
②What is problem?
(彼らが抱えている問題はなに?)
③How do you solve the problem?
(その問題をどうやって解決する?)

この3つのシンプルな質問に答えるだけで、ビジネスモデルというのは完成します。
この3つを流れるストーリーとして揃えていくのが重要だよねという考えです。

筋の良いビジネスは大体この3つのクエスチョンに流れるように綺麗に答えられます。

この質問に沿って、いろんな新しいビジネスを考えたり、検証してみると、この奥深さに段々と気づいていくかと思います。

自分で考えてみないとやっぱ掴めないので、ぜひ考えてみてください。年末年始にでもどうぞ。
やってみたい新しいビジネスでも良いですし、いますでに世の中にあるビジネスで当てはめてみるのも良いと思います。

僕の場合は、少し質問を変えます。

ビジネスというのは、基本的に
①困りごとを解決するか
②願い事を叶える
の二種類しかありません。
プラスかマイナスですね

ということは、新しいビジネスを探すには、人々が困っていることを探すか、願っていることを探すかすれば良いわけですね。

ですので、先ほどの②の質問を少し変えて、
②What is problem or hope?
(彼らが抱えている問題もしくは願望はなに?)

という形になります。

要するに、どこの誰が、どんな問題/願望を持っているのか、それに対してどうやって解決するんだということです。

ハイ!答えて!!
起業家になるなら即答できなきゃですね笑。

これが、
失敗するパターンはたくさんあります。

まず、勝手に問題を捏造しちゃうパターン。
②「What is problem?」に対する答えが、
単なるあなたの想像の産物であって、実際にはそんな問題は存在していないわ!ってなると、そもそもそんな問題ないんだから前提が崩れて、その解決法であるサービスもいらんわ!ってことっすね。

もしくは、「問題」が「顧客」とずれてるパターン。
②「What is problem?」の痛みを抱えている人が、一体どこにいて誰なのか特定できていない場合です。そうなると、解決しようとしてる相手に届けられないって話になるのでもちろん失敗します。

あとは、問題は確かに存在してるし、どこの誰がそれを抱えているかも分かってるんだけど、解決法がずれてるパターン。
③「Solution」が、②「What is problem?」に対する答えになってない場合ですね。いやいや、あなたはそのサービスを通してなんの問題を解決するの?提供してる価値が的外れじゃない?って場合ですね。これは、ロジックが苦手な人に多いような印象です。

なんとなくは伝わってますでしょうか…?
このシンプルな質問を揃えていくことは本当に難しくて、本当に奥が深い。けど、すげー重要だと思ってます。

まずは、誰が、なんの問題/願望を抱えているのか、を特定していく。
それが特定できたら、あとはSolutionはいくらでも何通りでも考えられます。その問題/願望に答えられるもの、時代に合ったsolutionをひたすら試していく感じです。

まあ、ビジネスの起点というのは、技術シーズから考えたり、人脈から考えたり、と色々パターンはあるとは思いますが、toC向けの新しいサービスをやる場合には重要にして方が良い視点かと思います。

この3つのシンプルな質問。
①Who is customer?
(お客さんは誰?)
②What is problem or hope?
(彼らが抱えている問題もしくは願望はなに?)
③How do you solve the problem?
(その問題をどうやって解決する?)

これの仮説を立てて、ユーザーインタビューをしたり、テストサービスを提供したりしながらしつこく検証していく。基本はただこれの繰り返しです。

ということで、
今日はビジネスの作り方のお話でした。また明日〜。

起業をしたいなら今すぐ起業した方が良い理由

「起業をしたい」そう思っている人は、最短で起業を始めるべきです。
その理由を一つだけお話しします。

僕は、ある事業にフルコミットで参画して経営の実践をさせて頂きました。

まだまだ勉強不足ではある僕ですが、どちらかと言うと、インプット自体は結構してきた方だとは思います。大学の時に中小企業診断士の勉強から始め、様々なセミナーはもちろんのこと、本もかなりの量を読みましたし、ビジネススクールにも通いました。
一流の方々からも教わり、良質な情報にも触れていた方だと思います。

結果、いま何を思っているかと言うと

実際にやる方が100倍成長スピードが速い

ということです。

これはなぜかと言うと、
どんな知識やノウハウも実際にやってみないと役に立たないからです。

◆インプットとは何か?

この前訪れた友人の家に、美容器具やダイエット器具が沢山置いてありました。

インプットというのは言ってみればこれらの道具と全く一緒です。当たり前ですが、美容器具もダイエット器具も使わないと何の意味もないですよね。
買っても実際には使わなかった、3日坊主で終わってしまったという人は結構いるんじゃないかと思います。

使ってみない限りは、効果は出るはずがありません。
しばらく使ってみて初めて効果が出るかもしれないし、あるいは、効果がないことが分かるかもしれません。

インプットも全く一緒です。

もちろん沢山持っていることに越したことはありませんが、持っているだけでは何の価値も発揮しません。使って初めて効果を発揮します。

そういう意味では、さきほど僕が言った「実際にやる方が100倍成長スピードが速い」
というのは正確には間違っています。

正しくは、実際に使わないとゼロのままなので掛け算にはなりません。
やってみて初めて「0→1」へと変わっていきます。つまり、

セミナーに行ったり本を読んだりするだけでは1ミリも成長しない

そう思った方が良いと思います。

◆一輪車ではいつまでたっても安定しない

”勉強 と実践”、絶対に両輪を回していくべきですが、仮にどちらかを選べと言われたら重視すべきは実践の方です。多くの人が勉強だけの一輪車になっているような気がします。

これは何かというと「教えてもらうか、自分で気づくか」の違いです。
教えてもらうのは受動態であって、気づくのは能動態です。教えてもらうというのは非常に軽いのです。その場では理解した気になります。しかし、これが危険なのです。
実際には何も分かっていないことが非常に多いです。なぜこれが言えるかと言うと僕がそうだったからです。

実際にやってみたら、「あ、なるほどあの先生が言ってた意味ってこういうことだったのか!?」とか、失敗して痛みを知ってから初めて、「あ、あの本に書いてあったことがどれだけ重要かやっとわかった!」とか。

つまり、自分で気づくことが重要なのです。

自分で気づくから本当に使える知識に変容し、もっと言えば更に深堀りしていくことができます。やってみて新たに疑問が湧いてきたり、いやもっとこうした方が良いんじゃないかというオリジナリティーが初めて出てきます。

結局、自分の経験の中から手にした学びしか血肉にはなりません。

世の中のビジネス本が売れ続ける理由の一端もここにあります。
「100日で成功できる勉強法」のようなタイトルがいつの時代も店頭に並びます。中身の空っぽな本もありますが、有難いことにとんでもないことが書いてある本も沢山あります。

しかし、実際に本を読んで動く人はほとんどいません。セミナーの場合も一緒です。すごい秘密を暴露している先生もいる中で、同じようにスゴイ人がなかなか出てこないのは、実際に聞いたことをやらないからです。

始める方法を考えよう

目的はさておき起業をされたいと思っている方は、最短で実践に移す方法を考えていくべきです。
そのためにまず必要なのは、

「始めるのに最低限必要なものは何なのか」

これを定義することでしょう。これに対する僕の答えは
「アイデア+お金」の二つだけです。
ここは人によって変わってくるでしょうから、それぞれ考える必要があります。
始めるのに何が必要なのか、明確に考えていないからいつまでたっても始められないのです。

とにかく筆者の場合は、起業・経営はあくまで手段でしかないので、最短で実践できる選択肢を選びました。そして勉強だけしていた時よりも、何倍もの成長を感じる経験を得られました。

繰り返しますが、行動しないとインプットの意味はゼロです。

とにもかくにも、実践するのが一番成功への近道です。

そして、それを理解するのもまた実践してみるしかないのです。

起業に使えるフレームワーク-事業計画ができる「リーンキャンバス」とは?

■起業のはじめ「事業計画書」

「事業計画書をどうやって作ったらよいのか…?」

「そもそも事業計画書って作らなきゃいけないの?」

起業しようと思う人が最初の段階で悩むことかもしれません。
事業計画は、いわば事業の設計図に当たる存在。そこから事業が生まれるわけですので、ないがしろにすることはできません。

そこで今回は、事業計画に使えるフレームワークをご紹介したいと思います。
なお、当記事は、起業や事業開発の経験がまだないという方向けに書いています。

■一般的な事業計画書は必要ない

起業をした方と会うと、大きく二つのパターンがあるように思います。

⑴綿密な事業計画を練ってから、事業をスタートした人
⑵とりあえず早く事業を始めた人

筆者も50ページ近くの事業計画書を作ったこともありますが、結論から言うと
そんな長ったらしい計画書は必ずしも必要でない、というのが私の立場です。

ゼロから1をつくる事業を実際経験してみて気づいたことは、むしろ想定通りに行くことの方が圧倒的に少ないということでした。
スタートアップは極めて流動的であり、計画通りにいく事業など万に一つも存在しません。

「事業計画書」というのは、あくまで設計図です。

どれだけ調べて、どれだけ考えたとしても、すべての要素が想定通りにハマることなど絶対にありえません。
ましてや、起業初心者が作る事業計画書など、単なる都合のよい夢物語です。
実際、スタートアップは99.9%失敗します。それが起業というものです。

長い事業計画を作成すること自体は、「勉強になる」という意味では大いに価値があると思います。
ただし、あまりそこに時間をかけすぎて挙げ句の果てに動けないというパターンは往々にしてあるので、一番気をつけなければいけません。

■「リーンスタートアップ」という概念

アメリカのエリック・リースという方が2008年に提唱した概念で、「リーンスタートアップ」という手法があります。シリコンバレーでは当たり前のように使われている手法です。

昨今は、日本のスタートアップ界隈でも名の知れた戦略ですので、初めて聞くという方は勉強しておくと良いかもしれません。(要素はたくさんあるので、当記事では部分的にだけご紹介します)

少し話が逸れますが、
起業が進んでいるのは、やはりなんといってもアメリカです。
日本とアメリカのスタートアップでは雲泥の差がついています。
先述の記事(環境適応力)にも通ずる所がありますが、環境が厳しいシリコンバレーでは必然的に洗練された経営手法がたくさん出てきます。学ぶなら海外を注視しておくことは必須でしょう。

そのリーンスタートアップという概念。
英語で「lean(リーン)」とは、「無駄のない・効率的な」という意味があります。

リーンスタートアップとは一言で言えば、
「最小限のプロダクトでもって市場に投入し、
素早いスピードで仮説検証を繰り返してプロダクトを最適化し、
事業をグロース(成長)させていくことを目指します。」

例えば、起業を考えている二人の人間がいるとします。

A君は、真面目で慎重な性格。3ヶ月間かけてみっちりと事業計画を作って、プラン1からプラン5まで想定して考えています。

一方のB君は、多動性な性格。思いつくやいなや、2ヶ月間で試作品となるベータ版を作り、実際にお客さんにも提供してみましたが、うまくいきませんでした。

さて、この時点で強いのはどちらか?

この答えは、人によっても別れるかもしれませんね。

仮にアメリカで投資を受ける場合、アドバンテージがあるのは圧倒的に失敗した者の方です。

これは極めて合理的な話で、B君はこの時点で一度失敗しています。
つまり、少なくとも「プラン1は失敗」ということが確実にわかっているので次はプラン2を試せるはずです。
一方でまだ何も動いていないA君は、複数のプランを想定しているだけでどれが”実際に”うまく行くのか(=失敗するのか)はまだ何もわかっていない。

慎重なA君が、時間をかけてプラン1からプラン10まで考えている間に、B君はどんどんプランを試していくはずです。そのやり方をしていれば、例え失敗を重ねてもいずれ正解に辿りつきます。

これがリーンスタートアップの考え方です。

失敗を恐れる日本と、失敗を良しとするアメリカの文化的な違いもちょこっと垣間見えるような気がしますね。

■事業計画を作るためのフレームワーク

リーンスタートアップは、事業のあらゆるフェーズで関わってくる大枠の考え方です。

スタートアップで一番重要な資源は「時間」になります。
その理由は、「学ぶスピードをどれだけあげていけるのか」が成功するかどうかに関わってくるからです。

ここでは事業計画書作りのフェーズで使える一つのフレームワークをご紹介します。

こちらは「リーンキャンバス」と呼ばれるものです。

もともとは、スイスのオスタワルダー氏が提唱した「ビジネスモデルキャンバス」をリーンスタートアップ用に改良したものになります。これは非常に重宝するツールです。

使い方はとても簡単です。

ただ表を埋めていくだけです。
①Customer 「お客さんは誰か」
②Problem 「そのお客さんが抱える問題/願望は何か」
③Value 「そのお客さんにどんな価値を提供するのか」
④Solution 「そのお客さんが抱える問題/願望をどうやって解決するのか」
⑤Profit 「収益構造は何か」
⑥Cost 「コスト構造は何か」
⑦Channels 「サービスは何で提供するのか」
⑧Advantages 「競合に勝つ理由は何か」
⑨Key Metrics 「主要な指標(KPI)は何か」

長ったらしく書く必要はありません。
もし筋の良いビジネスプランができれば、流れるようなストーリーになります。

キャンバスをつくる際は、2点だけ守ってほしいルールがあります。
・順番は必ず守る
・1回作るのに長い時間(5時間以上)をかけないこと

これを守って、ただ表を埋めるだけです。もし埋まらなければ空欄でも構いません。
とにかく短時間で完成させます。この1枚で一つのビジネスモデルが完成することになります。

特徴を説明します。

このリーンキャンバスというは、いわゆる一般的にイメージされるような事業計画書の類とは真逆の発想になります。

そもそもこれは「未完成で良い」という発想からスタートします。

繰り返しになりますが、起業には不確実なことしかありません。
だから、実際に走りながら、検証を高速で繰り返す。
仮説を立てては、検証し、学びを得る。
また次の仮説を立てては、検証し、学びを得る。
そうしてグルグルと常にこの図をアップデートさせていくことが前提となります。

先述したリーンスタートアップの考え方ですね。

最初に一生懸命作って終わりではなく、これはずっと続いていく直線。
いわば、このキャンバスは成長する生き物のようなものです。
最終的に良いビジネスモデルに辿り着ければ成功というわけです。

「リーンキャンバス」、いかがでしたでしょうか?

これは、あくまで「考えるためのツール」です。

もちろん、戦略を何も熟考せずにやみくもに動き続ければ成功するというわけではありません。
収支計画や競合分析などを徹底的に考えていくことも必要です。
ただ、考え始める時点では、これで十分です。従来のカッチリした事業計画を作ることは、むしろ害にすらなりえます。

短時間で完成できてとても面白いものですので、ぜひいくつも考えて作ってみてください。

 

 

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環境適応力-成長したければ環境を整えよう

■成長を望む人たち

「まだまだ成長したい」
「もっと違う自分になりたい」

そう願う人は、ビジネスパーソンだけに関わらず、主婦や学生などの中にも多くいるだろう。
自己啓発系の本もよく売れる時代である。

しかし、肝心の成長するためにはどうしたら良いのか?
手段は沢山ありそうだが、その中でも何を実行すれば良いのかわからない。

今日は、「環境」という面からこのテーマについて考えてみたいと思う。

■種における生存闘争

まず第一に、全ての生物において根幹をなす考え方として、ダーウィンの「種の起源」が取り上げられるだろう。教科書にも出てくるあの有名な本である。我々にも大いに関係していることだから、ぜひ認識しておくと良いかと思う。

全ての生物種は、生存闘争の中で生き残りをかけて戦っている。

いま我々が目にすることができる動物や植物の姿形は、何も神様が意図して作ったわけでは全くない。

その裏には、連綿と続いてきた進化の歴史があり、それは生存闘争の中で累積してきた変異の結果なのである。

もちろん人間も例外ではない。

例えば、ヨーロッパのとある地域にて、アカマツの木が生えていない荒野がある。
(アカマツの木は、日本でも至る所で目にするあのマツの木の種)
その場所をよく調べてみると、沢山のアカマツの低木が生えていたことが確認された。
実は、それらのアカマツは芽を出し木を成長させようと必死に戦い続けていたのだが、ウシがその芽を全部食べ尽くしていたのだった。
試しに人間の手で、その周り一帯を柵で囲ったところ、アカマツは無事に成長し始めた。
つまりここでは、アカマツの生殺与奪の権利はウシが握っていたことになる。
ちなみに、ウシの生殺与奪の権利は、食物となる牧草であったり、体に住み着く寄生虫が握っていたりもする。

このように、全ての生物種は何らかの生存闘争にさらされている。

気づいていないのは、その関係(食物連鎖)が、網の目のように複雑すぎて、普段の生活では認識することが難しいからである。

他に身近な例を挙げると、
美容室などによく置いてある観葉植物で、フィカス・ウンベラータというものがある。
ハート型の葉っぱをしており人気なのだが、これはもともとアフリカ低地に原生している植物である。アフリカのそれと比べると、日本のフィカス・ウンベラータの葉っぱは3倍ぐらい大きい。
その理由は、もともとアフリカでは太陽の光を大量に浴びることができたが、観葉植物として室内に置かれればそういうわけにはいかないからだ。
その環境に適応して、少ない太陽を効率的に吸収すべく葉っぱが大きく進化したわけである。

これも、生存闘争の結果である。

■起業と生存闘争

生存闘争の概念は、あらゆる世界において通ずるので頭に入れておくと良いかと思う。

筆者は、一度ビジネススクールで勉強した後に、起業の世界に足を踏み入れた。

以前の記事(起業のスタートラインに立つ条件とは?)で記述したように、
起業の世界というのは、この生存闘争において非常に厳しい戦場であるにちがいない。

スタートアップで、0→1で何かを新しく作り出す難しさ。
少ないリソースで戦わねばならない難しさ。

大企業であれば、既に基盤があるので、それを維持すればひとまず今すぐ死ぬということは少なかろう。
また、どんな問題であっても、強大なマネーの力に任せれば解決できるという一面も往々にしてある。(大企業の世界における厳しさは、もちろんあるが)

厳しい闘いの中で、生き残れないスタートアップは文字どおり死ぬことになり、必要とされない企業は自然と淘汰されていくこととなる。

自分のことを振り返ってみると、
これまで少ないながらも様々な勉強や経験をさせてもらってきた中で、一番鍛えられたのは起業の世界にいた時だったように思う。

次々と、巨大な壁が自分たちに向かって押し寄せてくる上に、それらを一瞬でかき消すような魔法の杖も手元にない。

知識や技能が足りなければすぐにでも勉強し、相手に勝つために工夫の知恵を絞る。
自分たちの頭で考えて、自分たちの手で闘っていくしかない。

いったん、手を止め、頭を止め、闘うことを止めてしまえば、それは直ちに「死」という結果を意味するから、必然的にそうするしかないのである。

まだまだ足りぬ部分ばかりなのは自覚しているが、
それでもふと後ろを振り返ってみたら、険しい道を走っていたんだなぁと一瞬だけ郷愁の念にかられるほどであった。

■環境適応力を利用する

まとめると、このようになる。

⑴人間も「環境」の力による作用を極めて大きく受ける
⑵成長したければ、厳しい環境に身を置けば良い

筆者も、「環境」の力は常に意識してきた。
環境の力というのは、それほどに大きいものなのである。

具体的には、主に4つの観点で考えてきたように思う

・スキルの観点
・時間の使い方の観点
・習慣の観点
・志向性の観点

「スキルの観点」とは、先述した起業の話がまさにそうである。
行きたい方向が決まっているならば、早くその世界に飛び込んでしまうのは一つの手だ。さらに厳しい環境であればあるほど、必然的に、それも早いスピードで、そのスキルが身につくことになる。

「時間の使い方」と「習慣」を上質なものに変容させたいのならば、
これも環境の力を利用するのが有効である。
私も意志が強い方では決してないので、勉強であれ、仕事であれ、意図的に忙しい環境をまず先に作ってしまう。
そうすれば、状況に上手く対処せざるを得ないから、下手な時間の使い方も余計な習慣も、削ぎ落とされて洗練させていくことができよう。

「志向性の観点」とは、人間の性向のことを指す。
”人としてのあり方”も、環境の力を大いに受ける。
自分のレベルを上げたければ、高いレベルの人がいる場所に行けば良いのである。付き合う人間、身を置く場所によって、自分自身の志向性は全く違うものとなっていくであろう。
これは、「割れ窓理論」と言って心理学でも説明できることだ。
ある都市で窓の割れた車を一台放置したままにしたところ、その街で次々と凶悪犯罪が増えていった、という実験結果が出ている。
似たような例として、とある都市であらゆる箇所に放置されていた落書きを全て消し、綺麗にしてみた所、犯罪率が著しく低下した、という結果も世界中で見られている。
つまり、悪事も”伝染”していたわけだ。

人間は、どこまでいっても環境適応動物であるから、
もし自分を変えたいのであれば、レベルの低くてぬるい空間から抜け出す必要がある。

われわれ人間を含む全ての生物種にとって、「環境」の力がどれほど大きいかわかっていただけただろうか?

確かに、生まれた場所や両親、国の政情など、個の人為的な力ではどうにも変えられない環境も沢山ある。しかし、変えられる環境も沢山ある。

特に今の時代は、その変動域はどんどん拡張しているように思う。

物理的に、海外に気軽に行けるようになったこともそうであるし、
バーチャルな空間でいつでも誰とでもコミュニケーションできるようになったことも大きい。
オンラインで学習ができるサービスも山のように出てきている。

一言で言えば、「情報(知識)・人・場所」へのアクセスの自由化だ。

つまり、自分の意志しだいで、いくらでも身を移し環境は変えていける時代になりつつあるということである。

「自分を、どこに身を置けば良いのか」をよくと考えて、実際に行動に移しさえすれば、
あとは慣性のように成長していくことができるはずなのだ。
成長したいと思うなら、まず環境を整えることから考えてみると良いかもしれない。