人と異なる圧倒的な成果を生むのは無数の「工夫」

こんにちは。石川大貴です。

さて、昨日は家に帰ってテレビをつけてたら「激レアさん連れてきました」という番組がやってました。途中からみたんですが、めちゃくちゃ面白いなと思ったので少し紹介します。

名前は忘れてしまったのですが、新幹線の車内販売をやってる方でした。

コンビニの1日の売上と同じくらいの金額を、新幹線の車内販売で売るそうです。爆売りしてますね。

彼女には、他の販売員と違う点がいくつかあるそうです。紹介します。

①バック走方

新幹線の車内販売を始めた当時のこと。
昔ヤンキーだった彼女は漢字が読めないので、車内販売員になった時のマニュアルは全然読まなかったそうです笑。

その結果、高いヒールを履いてサービスしていた頃があって、その時に揺れた影響でワゴンでお客さんの足を引いてしまったんだそう。

そのあと、お客さんの足を引かないようにと編み出したのが、後ろ向きで振り返りながらワゴンを引っ張るバック走方。

これは狙ったわけではないと思いますが、優秀な戦略の一つだなと僕は思いました。

だって、後ろ向きでワゴンを引っ張って行ったら、自然と座っているお客さんと目が合うじゃないですか。

目があったらなんとなく「買おうかな」ってなる人は多いと思います。シンプルな違いだけど、「普通」じゃないのでやってる人はみたことないし、これを編み出したのはすごいことだと思います。

②マッハ釣り銭

昔ヤンキーだった彼女は、計算もできなかったそうです笑。彼女面白すぎですね。

そこで彼女は、小学校の計算ドリルを買ってきて、引き算だけを勉強しまくったんだって。

そしたら、お釣りの計算がめちゃくちゃ早くなって、しまいには、お客さんが財布に手を伸ばす動作をする時点で(どのお札を出そうとしてるか見えるので)、予測してそのお釣りを用意しとくらしいです。

1000円札なのか5000円札なのか1万札なのか。

どのお札が出てきても、その瞬間に、即お釣りが帰ってくるわけです。お客さんにも感動を与える驚きの早さですし、時間が短縮できるので回転率が高まるってことになりますね。

③山形弁でクイズ

昔ヤンキーだった彼女は、度胸があるので勝手に、暇をしてそうな人とかグループのお客さんに山形弁クイズを出していたらしいです笑。

そんなコミュニケーションまでしたら、買わない人はまずいないでしょう。

さらにワゴンは終点に着くまでに何往復かするわけです。

クイズの答えを、一度に完結させるのではなくて、次にワゴンが帰ってきた時に教えますね、ってやってたそうです。

これがうまい。「何度かコミュニケーションする」ということはお客さんもなんか買ってあげようかなってなります。普通なら1回しか買わない人が2回買うことになります。

紹介されていたのは3つの「違い」ですが、優秀だなと思いました。
他にも彼女は、いろんなやり方を実践していたみたいです。

人と異なる圧倒的な成果を生むのは無数の「工夫」

これで思い出したのですが、
僕は23才ぐらいの時にビジネススクールに通っていて、そこで中谷彰宏さんの授業を受けていたことがあります。本を1000冊以上出版していて、第一線を走り続けている宇宙人みたいな人です。

中谷さんが言っていたのは、ビジネスは「工夫」の勝負であるということ。

言われれば当たり前だなとは思うのですが、それがめちゃくちゃ深いことやなと稲妻を落とされた記憶があります。

「工夫」とは、
①具体的であること
②他の人がやっていないこと
の二つを満たしていることです。それ以外は「工夫」とは言えません。

セミナーや本でよく出てくるような例えば、
「お客さんのことを第一に考える」
と言ったことは工夫ではありません。

具体的じゃないからです。

その言葉を聞いて、「はい、じゃやってみて」と言われた時に全く再現できませんよね。

行動にうつせるのが「工夫」です。

例えば、九州の黒川温泉にある新明館という宿にとまった時の話です。

僕の兄貴と一緒に車で行きました。当時は、観光ビジネスの勉強を兼ねて、九州のあちこちの観光スポットを回っていました。

黒川温泉の新明館も有名どころですので、施設もそこそこ良かったし、料理もまずまずでしたが、感動のポイントはは最後の一点にありました。

チェックアウトをして宿をでる時、僕らは車で来ていたので、運転して旅館を出発しました。

出口で、旅館の仲居さんが「ありがとうございました」と頭を下げて見送りをしてくださいました。

僕らは、車を運転して道を進んで帰っていくわけですが、バックミラーを見たら、僕たちが突き当たりの角を曲がるまで、その旅館の仲居さんは一回も頭をあげませんでした。

その道は結構長くて細かったので、時間にすると割と長めです。バックミラーからずっとみていましたが、ずーっと頭を下げて見送ってくれていました。

「お客さんが見えなくなるまで頭を下げる」

これが「工夫」です。

「頭をしばらく下げて見送る」のは結構やっている人も多いと思いますが、「見えなくなるまで下げる」になるともう全然違うわけです。

おそらく忙しくない限りはいつもやっていることなので、「車であそこの角を曲がるまでには〇〇秒ぐらいの時間がかかる」と感覚的に知っているんだろうと思います。だから、一度も頭を上げずにずっと見送ってくれた。

そういう点でいうと、昨日テレビに出ていた新幹線の販売員も「無数の工夫」を積み重ねているわけです。

その全てが具体的で、他の人がやっていない。

それがあるから、人と異なる圧倒的な結果が出ただけの話です。
ひとつだけ真似すればうまくいく、というそんな単純な話ではありません。

ここであなたも考えてみてはいかがでしょうか?

①あなたの仕事(もしくは目標達成)において工夫していることは何でしょうか?
②最近あなたの身の回りで見つけた工夫(実は沢山転がっているが、大抵の人はその工夫に気づきません)はなんでしょうか?
③明日からあなたが実践できる工夫はなんでしょうか?

こうして「工夫」を無数に、地道に積み重ねていける人が、プロフェッショナルな人間だと思います。

一つや二つではなく、百個、千個、一万個と工夫重ねている人がいわゆる「一流」と言われている人や企業の正体です。日々工夫を積み重ねていきたいものですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。