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お店の雰囲気はお客さんがつくる

おはようございます。石川大貴です。

今日は、ちょっと駆け足で書いていきますね。
今日の結論は、表題の通り「お店の雰囲気はお客さんがつくる」です。
(夜のお話が入るのでご注意を)

ここでいう、お店とは「夜のお店」のお話です。しかも、フィリピンなので割とディープな例ですが、リアル店舗をやっている方や人を集めるビジネスをやっている方にとっては何かヒントになればと思います。

僕は、学生時代にフィリピンに長期滞在していました。
何をしてたかというと、夜遊びガイドや貧困のフィールドワークです。まあ、要は遊んでました。

ちなみに、この頃に振り切り度MAXで遊び過ぎてしまった影響で今は全く遊びたい欲はゼロになりました。本題から話がそれますが、日本人でフィリピンに遊びにくる男性はかなり多くて、下手な遊び方、汚い遊び方をする人、というのがいます。
そういう人は大体、昔に全く遊んで来なかった人が多いと思っています。
遊びっていきなりできるものでもないし、あまり真面目真面目で行きすぎると年取ってから爆発しちゃったりするので若い時、どこかのタイミングで目一杯遊ぶ方が良いんじゃないかなと思っています。

さて、フィリピンの夜遊び事情というのは、本当に面白くてめちゃくちゃ奥深い世界が広がっています。

僕は、毎日毎晩あちこちを歩き回って、明るくなったら家に帰るような生活を毎日続けていました。

向こうの夜の世界というのは、めちゃくちゃ裾野が広いです。
ローカル向け外国人向け、いわゆるキャバクラからマッサージ店、ヤリ系の店、とにかくピンキリでいろんなタイプのお店があちこちにあります。

観光向けは、まあ想像しやすいというか日本人もたくさん遊びに行ってるので知ってる男性も多いかもしれません。

でも本当に面白いのは、普通は行かないようなローカル店の方にあります。
ヤリ系にしても、そもそもシステムとして全くないんだけどヤれちゃう店とか、一見普通のバーなんだけど、女の子を隣に呼んで一緒に楽しく飲める店とか(ちなみにそこはエロいことは何もなくて楽しく食事するだけ。超安い。僕が一番楽しんでいたのはこのタイプのお店でしっぽり飲むことです。)

あとは、置屋とかもあります。これはもう地元の人ですらわからないレベルです。
普通の住宅街にあって、看板も情報も何も出ていません。このレベルになると、外国人が行くといろんな意味でさすがに危ないので僕は一回も行きませんでした。

トラブルに巻き込まれるリスクが高いのと、回避できない可能性もあるのと、もし何か起きたら取り返しのつかないこともありうるので冒険でも絶対やめた方が良いです。行っちゃだめです。

まあ、とにかくキリがないほど奥深くていろんな形態のお店があるわけなんですね。

一応付け加えておきますが、僕の場合は、事前に起きうるリスクやその対処法、やっちゃいけないことなど、情報と知見を知った上で歩き回っていたので無事でした。

一番失敗した時で、バーで女の子に睡眠薬を飲まされて二日間起きなかったことだけです。まあ、その程度で済みました。ああいう国は、本当に失敗をすると命に関わります。そして、失敗するほとんどのケースが、「偶然」というよりも「その人の行動」に原因があります。
(観光エリアで普通に観光してる分には大丈夫なので誤解なきよう)

つまり、安全は「自分で作っていた」わけです。こういう国では、行っちゃいけない場所、やっちゃいけないことというのが暗黙的に、しかし確実に存在するので、バカな無茶はしないでくださいね。本当に死にますよから。

それで、
まあ色々なお店を放浪したわけなんですが、やはり
「良い店」と「悪い店」というのがあります。

もちろん「良い悪い」というの人の好みではあるので人それぞれなんでしょうけども。

中でも面白いと思ったのは、
「そのお店にきている客層が、その店の雰囲気をつくる」
ということです。

店側のサービスだけが、お店の雰囲気を作ると思っていたら大間違い。
こういった夜のお店の場合は、その色が特に強いですが、そこにいるお客さんによってその場所はどんな場所なのかが、無意識的に、しかしハッキリとわかります。

いくつか具体的に掘り下げて要素を取り上げますね。

外見、内装

まあ、これは当たり前の話ですね。

外装や建物をエレガントでゴージャスなお店に仕立てたら、金持ちめで、ハイクラスの客層がきます。外国人も増えます。

逆に、何も気を遣わない汚ならしい店だったらローカルの人が来ますよね。

あとは、清潔度とかもそうで、ローカル店だったとしても「統一感があって小ぎれいにしている」店は、良いお客さんが多かったりもします。

トイレが汚いのは、ダメです。トイレが汚い店からは良いお客さんは離れます。掃除が行き届いているかどうかも大きな分かれ目です。

金額

まあ、これも当たり前の話でしょう。

メニューの金額によって、どの客層がくるのかはかなり別れて来ます。

客層をコントロールしたい時に(呼びたいくないお客さんを排除したい時に)、大きな要素の一つでもあります。

つまり、お金持ってない人を店に来させたくなかったら基本料金をあげるってことです。

ドレスコード

これも、仕掛けの一つで重要なサービス設計要素です。

上客だけに絞るためのルールとも言えますね。

身なりというのは単純に見た目が異なるだけではなくて、人間性、中身も異なってくるって話です。服装は、人間性が出ます。

ここでいうドレスコードは、何も金持ちだけのことを言っているのではなく、「半ズボン、サンダルはNG」程度のドレスコードも含みます。

ローカル店であっても、こういうドレスコードを設定しているバーがあって、そういう服装ができる(別に高額じゃないけど、普通に清潔な服装ができる)人が来ているので、ある程度機能しています。

立地

立地ももちろん客層に影響はしてきます。出店エリアですね。

ただ、個人的にはそれほど重要ではないかなとも思います。

だって、本当に良いと思った店は遠くたってわざわざ行きますし、よくないと思った店は近くても行きませんからね。立地だけで、客層が決まるわけではありません。

従業員の態度

これは、かなりでかいと思ってます。夜の世界の場合は特にです。

どんな形態のお店であれ、お客さんと従業員はコミュニケーションすることが多いわけで、従業員の性質によって、客層も変わって来ます。

早い話が、「お金を積まれるならなんでもやるよ」的な女の子が働く店にはエロい奴(しかもそういう奴は態度も横柄だったりする)が集まって来ます。

「いやいや、だめです。私は安全なお店で働きたくて頑張ってるんです」というきちんと定められた接客内でしかサービスをしない硬派な女の子が働く店には、自然とジェントルマンが集まって来ます。これ、マジで。

中で働く人の人間性は、お店の客層を決める重要な要素です。

オーナーの人間性

オーナーの人間性に吸い寄せられるって一面もありますね。

ヤクザみたいなオーナーがやってる店にはそういう客層が集まったりします。類はともを呼ぶですね。

来店してるお客さんに一卓一卓回って必ず毎回挨拶してくれる真面目なオーナーがやっている店には、やはりジェントルマンが常連につきます。

「自分のことを気にかけてくれている」感というのは、やはり1対1のコミュニケーションだと強くて効きますね。

逆に、そんな真面目オーナーでも(いやだからこそか)、もう来て欲しくない横柄なお客さんには、わざと挨拶しなかったりしてますね。

悪いお客さんが増えると、従業員が疲弊するし、他のお客さんにも迷惑になるんです。
きっぱりと排除しちゃって良いって考え方ですね。その方がお店がハッピーになります。

最初のお客さん

店というのは、コミュニティそのものであって、「最初に来たお客さんが後から来たお客さんを排除する」という現象が割とおきると思ってます。しかも、意図的にではなく自然とそうなるって話です。

新規さんがお店に入った時に、どことなく「自分と違うな」と感じたらなんか居ずらくなるというか、自分とは違うのかなという引け目を感じるからです。まあ、夜の世界の場合はこれも割と強いです。

最初のお客さんで良い人がつけば、その後も良いお客さんが集まるような気がします。

以上、何点か見て来ましたが、ざっとこんな感じでしょうか。

いくつかの要因が積み重なって、
「どのお客さんが吸い寄せられるか」が決まって来ます。そして、そのお店にいる客層がそのお店の雰囲気をつくってしまうんだよというお話でした。
客層をコントロールしたければ、その辺を意識しながら設計すると良いかもですね。

今日はこれにておしまい。
また明日!

自分の無知を知ることから、キミの成長は始まる

こんにちは。石川大貴です。

今日はちょっとした思い出話をします。

以前の記事の中で、「孤独は、人間を成長させる」という話に触れました。

なぜ、僕が孤独になって友達を一人もつくらなくなったかと言えば、それにはきっかけがあります。

ちなみに僕はバリバリの運動部で仲間と騒ぐのも好きなので、もともと陰気キャラなわけではないです。むしろ逆です。

ですが、しばらく「孤独になろう」と思ったのは、「やばい、とにかく成長しなきゃ」と思ったからです。

そのためには「普通に」努力していたのではダメで、「圧倒的に」勉強しなきゃいけないと強く思えたからです。

だから、いろいろ切り捨てて「時間の優先順位」を考えていった結果、いつのまにか孤独になっていきました。

成長しなきゃ、圧倒的に勉強しなきゃと、思うようになったきっかけがあります。

大学を休学してフィリピンに住んでいた時の話です。

その頃僕は、毎日街の中を自由気ままにブラブラする生活をしていました。話がズレるのでここでは掘り下げませんが、一番の目的は、貧困を知ることで、日本とは違う社会を深くみたいなと思ってました

住んでた家の近くに、日本食レストランがあって、そこの定食が超安くて超うまいのでたまに通ってました。

いつも店の端っこの席で、パソコンを開きながらゆっくり時間を過ごしてました。

ある日のこと。

いつもどおり、定食を食べ終わってゆっくりしていたら、対角線上の反対に座っていたオーナーのおばちゃんから声をかけられました。(このレストランのオーナーはいつも店のテーブルに座って仕事をしている)

僕ばしばらく通っていて、その店のことは知り合いを通じてよく知ってました。

オーナーに初めて声をかけられました。

「あんた何歳?」

「23です」

「はっ笑。小僧だねぇ」

改めて、確認しときますが、お互い初めての会話です。お互い知りません。

(しかも、遠くから話かけられてるから、超声がでかい)

なんか自分で今書いていて「なにこれ?ワンピースの話?」と思いそうですが、マジであった話です。

僕は、意味がわかりませんでした。

意味は、わかりませんでしたが、なんとなく意味はわかりました。(何をいっているんだ笑)

ちなみに、この方はフィリピン界隈の人はすぐ分かると思います。フィリピンでビジネスを30年続けてこられたビックマムみたいな存在です。(ちなみに、見た目は巨漢で、それなのに超軽快で、髪は確か赤色だったかな。服はいつもド派手のカラフル。女性です。)

フィリピンで、ビジネスを30年やってくるということは、並大抵じゃないです。生き残るだけでも、至難の技です。というか、日本人オーナーで本当に殺される人もいるくらいの国です。殺し屋が今も普通に存在してます。ビジネス環境もまだまだグレーゾーンが多く、チャンスも多い一方で、いわば「やったもん勝ち」みたいな一面も強くあります。そんな場所で、しかも年商数億規模です。マジですごい人です。

そんな人からしたら、

23才なんて、ほんとに若造で小僧中の小僧です。

世の中のことをなんにもわかっちゃいない。

ちょうどこの頃、僕は街を歩きまわっていて毎日いろいろな光景を目の当たりにしている所でした。

初めての国ということもありますが、ぼーっとして生きてきてよく考えたら自分は「何も知らないんだな」ということを感じ始めてる時でした。

世の中にどんな人がいるのか、

どんな人がいて、何を感じて生きているのか、

どんな問題を抱えていて、なにを大事にして生きているのか、

人に関しても、実は分からないことだらけ。周りの人も実は深く知らないし、遠くの人のことも何も知らない。そして、街を歩いていても、

この建物はなにをやっているんだろうか?

この看板はなんなんだろう。

同じ商品がいろんな場所にあるけど、どういう流通経路になっているんだろう

まちのお金の流れってどうなっているんだろう

気になりはじめて、疑問を持ちはじめたら、「あれ、おれって世の中のこと何も知らないんだな」ということに気づきました。よく知っている(と思い込んでいただけの)日本では、得ることのない感覚でした。全く初めての国だったからこそ、フラットに疑問を持てて、無知を悟りました。

そんなタイミングでの、ビックマム(ってもう呼んじゃってますが)からの「小僧だねぇ」発言。

僕のぼーっとした顔がそれを言わせたのかもしれません。

まあ、普通の会話としては意味がわかりませんが、僕が言われた「小僧」という言葉には、本当にスーッと腑に落ちたというか、「その通りだな」と思ったのでした。

これが、きっかけです。

このあたりから、「あ、やばいな、成長しなきゃ、圧倒的に勉強していかなきゃな」と思うようになりました。

ちょうど、やりたい自分の方向性が見えつつあった時期でもあったのでなおさらです。

結論としては、

僕の例はあまりに突飛だと思いますが、読者の中で、仮にいま「自分の無知」や「不甲斐なさ」を少しでも感じる境遇にいる人がいれば、僕はあなたにエールを送りたい。

無知を悟るような経験は、少なからず誰にでも訪れるはずです。そして、「何も知らない、何もできないこと」を知ることは、かならず成長の糧になります。その素直さは、とても素敵な感性であり、才能だと思います。(弱さを認められない人も多いですからね)。無知を知り、人は強くなっていくんだと思います。ここから頑張っていけば絶対に届きます。

ということで今日は、キミの成長は、自分の無知を知ることから始まるよというお話でした。また明日!

サービスと「待ち時間」

こんにちは。石川大貴です。

今日は「待ち時間」についてのお話です。
病院の診察で待ち時間が長かったのにつられて思い出しました。

病院だけに限らず、待ち時間って普段の生活の中で結構あると思います。
飲食店や、タクシーとか、役所とか。

「待ち時間」というのもサービスの質に含まれる重要な要素です。

なんでもかんでも待ち時間が短ければ良い、というわけではなく
①楽しむためのサービスである
②にぎわってる感がプラスになるサービスである
この二つの条件を満たす場合には「待ち時間」が長いことがプラスに働くこともあります。

ディズニーランドなんかはもろにそうですよね。
待ち時間が長い=混んでいる=人気がある=きっと楽しいに違いない、と行った感じで無意識レベルで「待ち時間の長さ」がサービスのプラスに働いている側面があると思います。

直接スタッフに聞いたわけではないので定かではないですが、おそらく園側もこれを認識していて経営に活かしている(待ち時間をコントロールしている)場面も多くあります。

遊園地ビジネスなので当然閑散期もあります。
人が少ないときは、例えば入場ゲートをいつもよりも稼働を少なくします。そうすると少ないお客さんでも列はできます。

「便利な方が良いに決まってる」なんて思考でなんでもかんでも「早く、効率よく」を進めると自分の首をしめることもあると考えておいた方が良いよということですね。

もちろんお客さんは自分の口では、「並ばない方がありがたい、待たない方がありがたい」と言うかもしれません。

しかし、実際は列ができていることによって、受けるサービスの期待感が増幅されていることは世の中にざらにあります。

街中によくある、たい焼き屋さんなんかもそうです。

そういうところでは、(そもそも人件費かけたら赤字になっちゃうってのもあるし)一人とか二人でお店を回しています。そうするとすぐに商品を提供できないので、簡単に列ができます。

これで良いんです。待たせれば良いんです。人は人を呼びます。

心理学的には群衆効果と言います。
僕がたい焼き屋をやるとしたら、めちゃくちゃ丁寧に真心込めて作ってますとか内容の張り紙貼っておいて、めちゃくちゃゆっくりたい焼きを出すと思います。わざとね。

行列というのは自然にできるものではなく、作り出すことができます。

行列とは、つまりは「需要と供給のバランス」です。
お客さんが少ないときは、意図的に供給を減らしたら良いわけです。

東京に究極のヘッドスパを提供している「悟空のきもち」というマッサージ店があるのですが、
完全予約制で、需要がめちゃめちゃ多いのに、決してその全てを満たそうとしません。

いつも一ヶ月分の予約がわずか数分で全部埋まります。受けたくても受けられない人が大量にいる状態を保っています。もちろんサービス自体の質も最高なのでしょうが、「待ち時間」が人気の演出に一役買っているパターンです。

さて、一方で逆を考えてみましょうか。

楽しい系でないサービスの場合、例えば役所の手続きや、タクシーなどがそうですが、
これはもう待ち時間が長いことはお客さんの不満を招くだけです。

「どれだけ待ち時間を縮められるか」が、このビジネスの勝負になってきます。

タクシーの配車アプリも待ち時間を縮めるよう作られているし、アマゾンの1時間配送なんかも
効率、早さを突き詰めた結果ですよね。

今日の話はここまで。「待ち時間」もサービス設計の1つの重要ファクターですのでよく考えてみると良いかと思います。

さてここから先は完全に余談になります。

ビジネスの話というより、ヒューマニティーの話になります。
「待ち時間」で思い出したのがフィリピンに住んでいた時の話です。

僕は大学を休学してた時にフィリピンに住んでました。

向こうに滞在するために、ビザの更新手続きを3ヶ月に一回くらいするわけなんですが、ちょうど12月のクリスマスの時期に更新手続きに行ってしまったことがありました。

ただでさえいつも混んでいて、それでもゆったりと作業をするがフィリピン流なのですが笑、
その日はマジで丸一日かかるくらい待たされたと思います。待つことはしょっちゅうなんですが、その日は本当に死ぬほど待ちました。

「まだかまだか」とスタッフに聞いている客、スタッフに文句みたいなことを言っている客も多くいました。(日本人が、ですよ)

で、その中でこんな方がいました。

確か白髪のヨーロッパ系の人でした。歳は60過ぎてるくらいかと思います。

彼は、手続きが終わってパスポートを受け取り、「サンキュー」と言って建物を出てきました。

少ししたら、その男性がまた戻ってきて、なんか忘れたのかな?と思ったら、対応していた二人のスタッフに「グッジョブ(お疲れ様!)」と言ってコーヒーを差し入れしたんですね。

その光景を見た瞬間、僕の頭にはもう稲妻が落ちました。

だって、僕もイライラしてましたからね。5時間とか待ってたわけですよ。

日本人とか韓国人とかがワーワー文句を言っている。そんな中で、この対応は全く想定していなかったです。かっこよすぎて泣きそうになったくらいでした笑。ヤバイ、かっこいいと思いました。

日本に住んでて、こういう粋な対応ができる人ってまずいないと思います。

そんだけ待たされても、受付の人や事務の人は一生懸命仕事してるわけです。
確かに素早くて、プロフェッショナルな姿勢ではないかもしれません。だらだらやっているように見えるかもしれません。でも一日中やってくれてます。
(ちなみに付け加えておきますが、彼らスタッフの給料は超安いです)

きっとあのヨーロッパ紳士は、そういうことも考えて、あれほどの余裕を持ったジェントルマンな対応をしたんだと思います。

日本って、もうサービスが進み過ぎちゃってるんですよね。

先人たちが素晴らしい日本を作ってくれたおかげていろんなところで超すごいサービスが受けられます。スタンダードが上がりまくっているわけです。

「待てなくてイライラする」は、その象徴的な現象だと思ってます。
つまり、日本のサービスのスタンダードは超ハイレベルで待ち時間が少ないのも当たり前。

あの日から僕も、あのヨーロッパ人みたいな対応を真似したいなと思って生活してます。

僕の価値観はあのジェントルマンを見た時からガラッと変わって、受けるサービスの質や待ち時間でイライラすることはほぼなくなりましたね。余裕を持って、見れるようになったというか。

これからの日本は、揺り戻しというか、人口が減っていくわけなので、ゆっくりと衰退していくことは間違いないと思います。

あちこちで受けている今現状のサービスの質が30年後も維持できるのか?と言われれば怪しいかもしれません。

これから外国人もたくさん入ってきて、働く人も外国人だらけになる可能性もあります。
すると、日本人とは感覚が違うので(育っている環境が違うのだからこれは仕方のないこと)、あれ?と思うことも多くなってくるかもしれません。おせーなとか、愛想ねーなとか。

「待ち時間が長くてもイライラしない」能力は、これからの時代を生きていく上で意外と重要な力なのかもなと思った次第でした。

そういう余裕を持ったマインドの方が幸せに生きれるんじゃないかなと。
僕も、あの紳士に近づけるように余裕を持った人間になりたいと思って日々を生きています。

今日はおしまい。また明日。

本当の「グローバル人材」とは現地のルールを受容できる人である

こんにちは石川大貴です。

昨今の世の中では、「グローバル人材」という言葉が様々な所で飛び交っていますね。

筆者は、大学が外国語系の学校だったので授業でも何度もこの言葉も耳にしました。
「これからの時代、多文化を受け入れることが大切ですよ」と頻繁に出てきました。

ただしこの言葉の本当の意味を、僕は遊びの中で学びこととなりました。

筆者は、大学休学中にフィリピンに住んでいました。

フィリピンは、場所にもよりますがアジアの中では治安は悪い方に入ります。

たまたま向こうで出会った師匠がいて、僕も旅行ガイドとしてアテンドをしたりしていたので、日本人の旅行客にもたくさん会いました。フィリピンに住んでいる日本人もたくさんいます。

その中でよく聞いたのは、フィリピンの悪口を言う人でした。

「カネを取られた」

「だまされた」

「サービスが悪すぎる」

「ありえない」

怒るポイントは確かに山程あります。

筆者も住んでいたので、もちろん気持ちはよく分かります。

気持ちはよく分かりますが、「それを口に出すのはおかしいでしょ」といつも思っていました。

■それは、”僕の”ミスだった

フィリピンに滞在中、ぼくは毎晩街を歩き回っていました。

せっかく住んで、いろいろと勉強したかったので、かなりいろんな所を歩き回りました。

昼も、夜も、深夜の3時とかでも平気で毎日歩いてました。

ただし、安全だけは最大限気をつけて。なぜなら、リスクが沢山存在する国だからです。

情報だけは事前にきちんと集めて、リスクヘッジをした上で、遊びまわっていました。

しかし、何度か失敗したことがあります。

場所は、とある観光向けのバー。外国人が沢山いく所で、ナンパスポットになっている場所です。

そこで僕は睡眠薬を飲まされて48時間ぐらい目が開かない状態になりました

まあ、びっくりしましたね(笑)薬の種類はよくわからないけど本当にびっくりするぐらい効いて、よく寝ました笑。人間ってこんなに寝れるもんなんだってことが分かりました。強い睡眠薬ってすごいですね。

コトの顛末をお話しすると、このバーにはもう何回も行っていた場所でこなれた所でした。

もちろん、店で起きうるトラブルのパターンも知っていますし、回避すること、してはいけないことなんかも心得ていたつもりです。

しかし、これが良くなかった。

慣れてきた時というのが実は一番危ないんですね。

その日お姉さんとお話ししていた時に、席を移動したんですよね。

その時に一瞬だけ飲み物をもたせてしまって、その隙にポチャンと薬を入れられたって言う話です。バカみたいですが本当の話ですし、これもまあよくある常套手段です。

でもまさかでした。完全に油断しました。

結局何が言いたいかというと、

それは「完全に僕のミス」だったということです。

ここが、ポイントです。

というか、ベテランの人にも色々教えてもらって、夜な夜な自分でも歩き回っていたので分かりますが、トラブルに合っている日本人の99%は、自分で引き起こしたものなんですよね。

■現地には現地のルールがある

ちなみに、バーに限らずとも、睡眠薬をいれるというのは現地の常套手段です。

昔はタクシードライバーとかもよく使っていたと聞いたこともあります。
(でももちろん、そういうことをやるのはほんの一部ですからね。その点は勘違いしないでください。)

睡眠薬以外の手段でも、例えば、居酒屋やバーで、(向こうではお会計のレシートにサインをする形式なのですが)わざと読めないぐらい汚い数字で伝票を書いて、まずサインをさせます。
そして、いざキャッシャーで支払う時になって桁を一つ多くなってたり、実際よりも上乗せした金額だったりとか。いや違うと文句を言っても、もうサインしてしまっているので無理です。

とにかくまあ手口は本当にいろいろあります。

つまり、これが現地のやり方なんです。

睡眠薬をやる人もいれば、ガイドの振りをしてだます人もいれば、泥棒をやる人もいます。

特に、メシを食っていけるだけの仕事が足りてない国なので、お金を稼ぐためには、こういう手段を取る人も結構な割合で出てきます。

これは社会の仕組みであって、生活していくだけの労働賃金が足りていないことの必然的な結果です。

誤解を恐れずに言えば、

ある意味、これも一つの文化なんです。

現地には現地のやり方があるし、ルールがあります。

極端な話、バーで寝てたりすると、フィリピン人であってもボラれることは普通にありますからね。

それなのに日本人は、
「バーで飲み過ぎて(クスリじゃなくて普通に)居眠りしてしまった。起きたらいっぱいグラスが空いててとんでもない額を請求された。くそーフィリピンって最悪だよ」
という調子で、武勇伝まじりに、平気で悪口を言いふらすわけです。

いやいや、悪いのは自分でしょ、災いを呼び込んだのはあんただよ、と筆者は思うわけです。

それは、あくまで”あなたの失敗”ですよと。

僕の場合もそうです。

訪れたナンパバーとはそういう場所です。

そもそもそんな場所に遊びに行かなければ全部防げます。もちろんすべての飲み屋でそんなことが起きるわけでは全くありませんからね。

そこには、そこ特有のルールややり方が存在するのです。そのルールの中で遊ばなければいけないのです。

例えば、スリとかの場合とかもそうですよ。

スリに遭うのは、服装がおしゃれで目立つものだったとか、スマホが鞄から見えてたとか、そいつがアホそうでボーッとしてる顔だったからとか(うそじゃないよ)

被害にあうには、狙われるだけの理由があるからです。

って、スリの友達が言ってましたから。

彼らは、泥棒を生業としてるプロですからね。(もちろん、彼らの行為を肯定しているわけではないです。)

逆に、情報を沢山集めて、気を付けてさえいれば、治安のあまり良くない場所であっても、大抵あぶない目には遭いません。

本当に危ない場所と、行っても大丈夫な場所の線引きはもちろん必要ですが。

少なくない日本人が、何かムカつくことがあった時にそれを全部国のせいにしてしまいます。

それは、自分の国の”当たり前”をその国におしつけているからです。

そこを”日本だ”と勘違いしているからです。

この人は、相手の国のやり方やルールを理解しようとしていません。

これは、国際感覚がない人です。

僕たちはあくまで”よそ者”です。

その国に行って、

”遊ばせてもらっている”

”ビジネスをさせてもらっている”

そういう感覚が絶対的に必要なんです。これはものすごく重要です。

そうでなければ、遊びでもビジネスでも痛い目に合います。

まず自分の国の”当たり前”を当てはめずに現地のやり方やルールを受け入れようとする姿勢が必要です。

「郷に入れば郷に従え」とはよく言ったものですが、果たしてその深淵を理解している人はどれだけいるでしょうか?

そんなの知っているよと思うかもしれませんが、これが意外と難しいのです。

筆者は外国語系の大学にいましたが、海外ローカルに長期間溶け込み、失敗を重ねて、睡眠薬で眠らされて初めて学びました。

「多文化を受け入れること」の本当の意味とは、そういうことなのです。