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社会は、人間の「欲」に応えようとしてきた集積である

おはようございます。石川大貴です。

みなさん、週刊少年ジャンプは読みますでしょうか?

今連載中の「Dr.Stone」という漫画を知ってますでしょうか。

個人的に、この作者がかなり面白いなーと思ってまして。マンガとしてのストーリーもそうなんですが、おそらく良く勉強されてる人だな〜と感じるコマが多々あります。

ワンピースの尾田先生とかも、おそらく相当いろんなことを勉強していて、週刊ジャンプに載るような漫画家は、ものすごく勉強していているんだろうな〜と思っているところです。

Dr.Stoneを読んだことのない方のためにざっと説明しますと、

物語は、原因不明の「何か」の現象によって、人類の全てが石化してしまうところから始まります。

石化したまま何億年もの途方も無い時間が立ったので、文明は全部なくなってまさに原始時代と同じ状態みたいになりました。

地球には、何にも無くなりました。文明も社会も、人も。

そんな時に、一人の少年だけ石化が解けます。

その少年が、めちゃくちゃ頭の良い科学少年で、あらゆる知識を使って、これまで人類が発明してきたものを、一気に時代をワープする勢いで発明していくという筋書きです。

ラーメンとか、コーラとか、爆弾とか、化学物質とか。

石化を解く方法も見つけ、仲間を増やしながら、戦争などもありながら、色んなものを発明して、人類を再び発展させていくって話です。

その今週のジャンプのDr.Stoneの中でこんな感じのセリフがありました。

「こういう世界では欲張りでいることは悪いことじゃないよね」

このセリフは、あるキャラクターに向けられて発せられた言葉です。

そいつは、頭はキレるやつでとにかく欲張りなやつ。
今の原始的な社会では、毎食サカナものしか食べられないので、「毎日肉が食いてー!」と思いたちます。それから、気球を開発して地図を作りながら、獲物が豊富にいる場所を発掘します。

次は、「食料市場ができたら、回り回って自分がガポガボ金儲けできるぞ!」と思い立ち、稲穂(イネ)を探す旅へ出かけようとしています。

そんなキャラクターに向けられた、
「こういう世界では欲張りでいることは悪いことじゃないよね」という言葉。

これが、結構深いなーと思っていまして。

「我々の世の中というのは、”欲”によって方向付けられてきた」と言っても過言ではないと思っています。

もっと美味しいものを食べたい。
肉を食べたい。
肉以外の野菜も食べたい。
毎食お腹いっぱい食べたい
寒いのが辛いのであったかい服や家が欲しい
家族を守りたい
偉い地位が欲しい
お金が欲しい

時代によって、”欲 “の形は変わるものの人類が生まれてこのかたズー〜ーっと人間には”欲”がつきまとっています。

発明の活力のとなるのは、もとを辿れば大抵は人間の”欲”です。

つまりは、人間が欲を持つ方向に社会は進んでいくということになります。

だから、美味しいものがこの世にどんどん出来ているわけです。

言ってしまえば、人間の”欲”に応えようとしてきた集積が、今の世界です。

そう考えると、
「こういう世界では欲張りは悪いことじゃないよね」
は、めちゃくちゃ深いわけです。「こういう世界では」を翻訳すると、「圧倒的に欠乏した世界」のことです。

満足に食べれない、安心安全に生きて行くことが難しい時代。

人類の歴史を見ると、ほとんどの時代がそんな欠乏時代だったわけで、今のように「みんなが普通に生きていける」時代になったのはごく最近の話です。食料が不足してたし、病気に負けてたし、戦争があった。

そこから色んな人が、発明して「人類の集合知」が上がってきたのです。Dr.Stoneの最初に石化が解かれた主人公は、そんな「人類の集合知」を保有しているので、何万年もかかってきた進化をすっ飛ばして社会を進化させていけるとも言えますね。

野望を持つこと、欲張りであることは、発明のモチベーションそのものになりますから、こういう時代では「欲張りさん」は必要なんですね。それが社会を付き動きますからね。

きっと、今後のDr.Stoneの中でも、この欲張りキャラクターはきっと大活躍して行くと思います。(でも、そしていずれ破滅するかもね)

ということで、
今日の結論は、「この世は人の欲で動いているんだよ」という社会のお話でした。

また明日!