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起業家が実践者にならないことも考えよう

こんにちは。石川大貴です。

さて、前回の記事を読んでない方は、この後でも良いので前回の記事も読んでみてくださいね。

そこでは、「起業家は千手観音にならなきゃいけないんだ」という話をしました。

しかし、別の面から見ると逆のことも言えます。

それは、「起業家が実践者になりすぎてもいかん」ということです。説明します。

起業家は、基本的には資源がないので、次々と発生する様々な業務を経営メンバーで吸収することになります。

結果として横断的に様々なスキルを磨いていくことになるし、千手観音のようにいくつもの手を動かしていかねばなりません。前回説明した通りです。

ただ、これは「起業家」本人が「実践者」として兼任している場合です。

ここで華僑の例を挙げます。

僕が住んでいたフィリピンにも華僑がいます。
あの国は格差がとんでもなく大きいのですが、上を見たら金持ちは日本の金持ちよりも、桁違いの金持ちです。フィリピンでは、いわゆる財閥系のファミリー企業が総取りしているケースが多いです。中国系やスペイン系の人たちですね。華僑系の人も多いですね。

その人たちがやっぱりビジネス上手いな〜と思うのは、「カネやアイデアは出しても自分は実践者にならない」という点です。自分であまり手は動かさないってことです。

これは、「そんなラクして儲かるなんて」とかそんか薄っぺらい感情論で片付けてはいけない話です。

彼らは、ビジネスのことを本当に良く知っていて、ビジネスを成功させるためには、経営者自らが「実践者」になりすぎてはいけないことを、社会の(連綿と続くビジネス一族の)経験知として知っているんでしょうね。

やはり経営者本人が現場のオペレーションを全部やっていると、一番重要な「頭を使う」ことがすり減ってくるんですよね。

簡単にいったら「ゆっくり会社のことを、事業の戦略を、未来のことを、考える時間が全然ねーーー!」ってなるわけですね。

もちろん、なりたくてそうなるわけじゃくて自然と業務に追われてそうなっていくケースが多いです。

そんな時はよく社外のコンサルなんかを雇ったりもしますが、僕の持論では、考える時間を確保できるならばコンサルを雇う必要はないと思います。
「考える時間をどれくらい確保できるか」が、経営者とコンサルの出せるパフォーマンスの違いであって、本質的には、ゆっくり考える時間さえ取れれば鋭い戦略というのは経営者本人が作れると思うんですよね。むしろ、そうしなきゃいけない。

華僑の人たちはそれを経験的に知っているので、決して自分で自分の首を絞めるようなことはしません。自分はアイデアと戦略を出して、運用は誰かに任せるわけです。別にサボりたいからじゃないです。明確に分けるんですよそこは。成功するためにはその方が良いからって話です。「経営者」本人が、「実践者」にならないというのは、そういうことです。

そしてこの方式でいくと、いくつも同時に事業を回すことが可能になります。
時間が空いてるので、頭はいくらでも考えられますからね。彼らは、事業がそう簡単に100%成功するわけではないことも良く知っているので、いくつも同時多発的にタネを蒔いたりします。

その中で、うまくいくビジネスがあったら、他を捨ててその苗を育てていきます。何事もやってみないとわからない。だから、何発も事業を動かしていって、挑戦の回数を増やすわけです。ホント天才っすね。

「理屈は分かったけどそんなの金持ちしかできねーじやん!」ってツッコミが聴こえてきそうですが、僕もその通りだと思います笑。。はは笑。

まあ、とにかく。今日の本題は「起業家」はあまり「実践者」になりすぎないで、頭仕事に時間を使った方が良いよ。というお話でした。

今日はこの辺で。一日ポジティブに生きていきましょう!また明日!