こんにちは。石川です。
さて、今日もまた読書ネタです。
ぜひオススメしたいことが二つあります。
■オーディオブックを活用すること
まずは、オーディオブックを活用することです。
「オーディオブック」や「オーディブル」というアプリなどがあります。
なぜ良いのかというと、本を読み進めるにはとても効率が高いからです。要因は3つくらいあります。
一つは、ながらで聴けるからです。僕の場合は、歩いている時、電車に乗るとき、飯を食っている時は、必ずオーディオブックをきくルールにしていました。1日の中で徒歩の時間や運転の時間は必ずあるはずです。そして、それらの行為は毎日のことなので合算すると結構な時間になります。「音で流す」ことは、否が応でも読書をすることになりますから読書の時間は一気に増やせることになるでしょう。
二つめの要因は、倍速で聴けるからです。これが結構デカイです。僕は3倍速でいつも聞いています。オーディオブックというのは、読み手のプロが朗読してますので3倍速にしても普通に聞けます。最初は、はやっ!と思うかもしれませんが必ず慣れます。副次的な効果として、頭の回転が早くなる(朝にオーディオブック聞いてから仕事にいくとビジネスミーティングで周りの人の話がめっちゃ遅く感じます)ことがあります。一石二鳥っす。
ただし、一つ欠点があって「本のバリューションが少ない&ジャンルが偏っている」ことです。
耳でも聴けるようなストーリー調の本や、自己啓発系のビジネス書が多かったりするので、ずっと続けていると聞くやつはなくなってきます。まあコンテンツは増えていくでしょうが。
ぜひ、オーディオブック試してみてください。
■新しい本より、古い本を読むこと
次に、これも昨日の記事で取り上げた点です。
僕は書店にいくのが大好きで、東京にいるときはことあるごとに書店に立ち寄ってしまいます。
いくたびに並んでいる本が変わっていて、新刊がランキングされていますよね。
僕は、基本的には新刊は買いません。
それには、明確な理由があって、新刊よりも古い本を読んだ方が「アタリ」が多いからです。
それもそのはずで、ビジネス書というのは毎年膨大な量の本が出されます。
毎日200冊ほど出版されていて、年間にすると7万冊以上新しい本が出続けています。
話題になる本は、実際たくさん売れてますし、ツイッターや口コミなどでもバズったりしてますが、本当の勝負はその後だと、僕は思っています。
「話題になる」ことと、「内容が濃い」ことははっきり言ってイコールではないです。
内容が濃いから必ず話題になると言えば、それは間違いだし、
話題になったから必ず内容が濃いかと言えば、それも違います。
「コンテンツ」と「本の売り方」は、別の話なので。
もちろん、どっちも満たしてる本もありますが。
話題になってるときは、”世の中のみんながそう言っていているので”自分もツイートしたり、人に勧めたりするという一面があります。同調効果でもあるし、自分も周囲の熱狂の一員として参加できるわけです。
現代における「面白い」の定義には、「共感できるから面白い」という側面が非常に強くなっています。自分で感じたいのではなく、感じることで他者とつながる欲求が優先されているのです。みんなが良いと言っているから良い。みんなが笑っているからおもしろい、みんなが泣いているから感動する、そういう人が現代は多いわけです。
しかし、話題になった本だとしても1年とかそれ以上、5年10年といったスパンでみたときに、ほとんどの本が消えていると思います。
「本当に役立つ本、造詣が深い本」は、”話題になっていなくても”人に進めたり、ツイートされたりする一面があります。「なんだこの本は!?めちゃくちゃ深いことが書いてある!」って感じです。
つまりは、完全に「内容」に対する評価です。こちらの方が、心を打つ具合はぐんと高いですし、より長期的に持続します。爆発はしなくても細長〜く人に勧められ続けるので、書店の本棚に残り続けたり、そうでなくてもネットでじわじわと売れ続けたりします。
つまりは、自然淘汰の話です。
流行ものは、消費されて消えます。だってその時だけに盛り上がるのが流行ですから。
すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなります。ノウハウだけ書いてあったり、情報だけが書いてあったりするのがそれですね。環境が変化したら、すぐに意味は無くなります。
本質をついたモノは、人の心を打ち、長く深部に残り、実際に行動に活きてくるのだと僕は思います。そういう本を見つけるには、時間の力に任せるのが一番よくて、「使えるモノは使われ続けるし、使えなくなったものは使われなくなる」ので自然と消えます。長く残っているモノは価値アリなわけです。
ぜひ、古い本を読んでみてください。
今日は、読書のお話でした。
また明日!